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新戦争論~平和主義者が戦争を起こす~

小室直樹

sennsouron

久々の本ネタ

ソビエトの崩壊を予言して高名になった著者は、経済学者であり法学者であり社会学者。

奇人評論家という話もありますが知の巨人と呼んでも差し支えないかと。

私が氏の著書に初めて触れたのは「日本人の為の憲法原論」

私のこれまでの憲法観はいかに不勉強だったか思い知らされた本です。

 

新戦争論は絶版となっており、古本も高値で推移。

タイトルどおり逆説的ですが、すんなり納得できます。

ヒットラーの台頭を許したのは第一次大戦に懲りた平和主義者であるからです。

 

戦争は人類の愚行であることは明白です。

私とて戦争などしたくない。それは選挙で選ばれている政治家だって同じことです。

しかし、同時に戦争はなくならないのも事実。

 

では、戦争とは一体何なのか?

なにが原因で起こるのか?

どんな前例があるのか?

そんな「問い」からアプローチするべきでしょう。

 

それを整理させてくれる一冊です。

古い本なので国連等についての記述は再考しなければならない点もあると思います。

 

願うだけでは平和にならない。

それは歴史が証明しています。