語ってみゅーか

二日間における市議会版のタウンミーティングが終了しました。

両会場とも流れは同じです。

まずは9月定例議会の概要と市政トピックスを説明。そしてそれについての質疑。
それから各班別に設定したテーマ(新幹線・姉妹都市・市政施行70周年)についての意見交換、そしてフリートークという流れでした。

以下は私の担当だった二カ所の発言メモです。
→が議員の回答・発言です。

●松原出張所:参加者23名

市民交流プラザ、駐車場は何故ないのか?
→駐車場確保を要望している。計画としては現在無い。

交流プラザは新幹線新駅の近くに作るべきではないのか?赤字になるのでは?

上駅通りにできる駅ビルの駐車場は有料か?
→事業主体は行政ではなく民間。多分有料だろう。

NHKのど自慢の出場者選定には議会は関係あるのか?
→無い。NHKが主体だと思う。

出張所にAED設置を。→今後要望する。

多目的スポーツ広場、将来的にはどう使うのか?作っても壊すのではないのか?
総合運動公園整備計画は無駄ではないのか?

→入国管理センター跡地は当初は多目的スポーツ広場を作る目的ではなかった。
安くいい土地が手に入るから購入した。しかし防衛周辺整備事業が入るからということでこんな計画になった。議会内でも無駄ではないかと言われている。

→総合運動公園は既に着手している。二期までやらないと補助金変換などのリスクがある。

災害時は携帯電話は使えなくなる。非常無線を配備する必要があるのでは。
他の自治体には広い範囲をカバーする住民用の放送用の設備がある。有効だ。

→防災無線を飛ばし全市民に知らせる方法を模索している。立案中。各世帯に配布できるようなラジオ型の物。FMおおむらと提携している。

→26年度に供用開始の予定。段階的にやることになる。多良見町では既に配備済み。

新幹線の運賃はどれくらいになるのか?→分からない

語る会・良かったという意見が出ている。先進的である。
選挙区と関連がない人選が良いと思う。前向きな議員・議会であって欲しい。提案型の質問は良い。

→当初は市民と議会と対決姿勢があったような気がするが、和らいできた。市民も議会の役割を分かって頂けたし、議会を利用して欲しいと思う。

→普段話せない市民の方々と話ができるという貴重な機会。しかし参加者集めが課題。

→初参加。違和感が少々ある。周辺地区は参加者が多いがコミセンでは3人。竹松10人。中地区10人。はたしてこれが改革と言えるのか疑問がある。良いことだがあり方を検討したほうが良い。議会には執行権がない。その場で要望への了承ができない。
私見だが、決算特別委員会についても違和感がある。予算を認めているし、審議時間が短いのではないかと思う。決算代表質問は必要ないのでは。議会改革は進んでいるが、中身を煮詰める必要がある。

同じような内容の一般質問がある。所属会派で質問を調整してはどうか?時間の節約になる。

→議会改革の一環として決算・予算については特別委員会を設けた。決算代表質問をしたら一般質問はしない。調整を一部試みている。

→今後とも気がけて行きたい。議会だよりについても個人の議員の披歴ではなくて、市議会全体の広報として出している。

TPPはどう考えているのか?
→議会は12月に慎重な対応をとの意見書を出した。絶対協定に参加しないとは考えにくいが、第一次産業の確保を考えて行動したい。

TPPの全体議論が煮詰まっていないのに反対するのは時期尚早では。農業の大規模化、強い農業を作るには良いかもしれない。

松原の人口減少についての対応はどうなっているか?松原に土地がない。優良な宅地造成が必要だ。農業者との折り合いがつかない。市議団からも側面から支援を欲しい。

松原宿・活性化市民プロジェクトの維持管理は地域でやっているが補助金があって当然との話もあった。
松原マップ等色々やっているが情報が商工観光課まで来ていないとのことだった。これから行政にも積極的にアピールする。

野岳と梶の尾、松原を線で結んだ運動が必要だと思う。

→松原街道、松原の玄関口が整備できていない。整備をやるべきだと思う。

→観光客が100万、県下13市で9番目、遅れている。観光は進めていかなければならない。

出張所のトイレの換気扇が壊れている。

むるろ山の公園整備をしてはどうか

土地の雑木の伐採が必要、地主と伐採計画を年次で制定する気は無いか。車両通行の妨げになる。

→私有地であれば所有者が整備すべきが前提となっている。現場を見る。

不法投棄が酷い。市議会で話して欲しい。

出張所のエレベーターはまだか?→設計書は完成している。もう発注するだけ。

RCの耐用年数は40年程度。ここは築35年。後5年でエレベーターは3千万は高すぎる。耐震工事は済んでいるのか。維持管理費を考えるともったいないと思う。

→松原はEVができると決定している。40年で取り壊すということでもない。維持管理費をどれだけ抑えられるかが課題。

→高齢化するのは見えている。エレベーターは費用対効果で考えるべきではない

→補正予算を否決したのはエレベーターなのか平屋立て替えなのかを検討したほうが良いということ。反対ではない。

ゴミの問題・分別の簡素化ができないのか?地域によってはごみステーションがある。独居の高齢者には難しい。

→行政としてはステーション化をしたい。効率化の為に。ステーションの場所確保が難しい。届けて出をすれば個人宅前にでもOKとなっていると思う。

犬猫の飼い方。猫は野放し。猫は増えていく。猫についての条例ができないか。

大村市の人口増加、地盤が安定してる九州に企業進出があるようだが大村市の工業団地の今後の整備はどうか?

→市は前向きに検討している。

イノシシの被害が増えている。電気柵も役に立たない。罠設置、森山町では講習が半日、大村は二日間かかる。改善を。処理の予算化をお願いしたい。

→処理費、諫早7000円・大村2500円だったが同額にした。

●鈴田出張所:参加者30名

市役所の立て替えは何時か?
→庁舎建て替えの基金が現在6億、近々に検討会を発足させる動きがある。PFIを検討してみたいと思っている。市民よりアンケートを取るなど慎重に考えたい。

国の将来を考えたときに厳しい情勢がある。取捨選択が必要になるのでは。
→検討委員会で検討する事になる。起債、国の助成等が必要になると思うが不透明。市役所については場所についても議論が必要だ。

→厳しい財政状況は変わらない。市民団体への各種補助金等をカットしてきた。健全化の目処は立っているが楽観できない。市民の皆さんから厳しい意見もある。しかし投資的経費(公共事業)を抑えてきた事情があるので国の補助がある事業を先にやろうと言う事になっている。庁舎は市の持ち出しが多いので後回しになると思う。

→民生費(生活保護等)が急増している。高齢化によってさらに厳しくなる。国保税が高い。それは財源がない。大村は病院が多く病院にかかると保険料も必要になる。

大村は生活保護の認定が甘い。認定者の生活態度が悪いという話がある(タクシー、ボート等の利用)
→国の指導では財産の処分も考える事になると思う。保護家庭が増えている。審査を厳しくする必要がある。

認定に地域差があるのでは。働くより生活保護が良いという方もいる、一度認定してから取り消すのは難しいのか?
→生活保護者が職業復帰した事例は程んど無い。偽装離婚は調査で取り消す事例があった。
→地域差は今は無い。

→世帯数・保護者数・就労復帰者数などを説明。

→働く場所が少ない。生活保護から脱出できないという事情もある。保護費は3/4が国。健全化計画に取り組んでいる。一定の効果が出ている。第5次健全化計画に取り組むことになる。それを見直す必要になる。
国の動向がはっきりしない。その関連で計画の建て替えも出来ない。
公共施設の改修管理計画・アセットマネジメントを策定したいがはっきりしたい計画が打ち出せない。

給食センター供用開始は遅れるのか?
→先日成立した国の第三次補正に計上されていれば良いが、難しい見通し。

70周年・記念式典を契機に大村市歌の定着を。
→取り組む

・総合運動公園、風が強いと聞くが大丈夫か?防風林等が必要になるのでは?
体育協会で打ち合わせがあった。要望事項を出そうということになる。ネットが必要、計画では低すぎる。
グランドゴルフの大会等が誘致できない。経済効果もあるのに勿体ない。

→防風林については計画に入れようという話があった。

→公式競技が難しいという話もある。詳しい調査はしていない。市側の説明ではグランドゴルフは可能だという説明を受けた。

大村の消防署が移転した。防災拠点が北寄りになったような気がする。南部が手薄ではないか?
→県央の会議で南部については前向きな答弁があった。進めていきたい

語ってみゅーかについては評価している。

地域の活性化の為に鈴田道の駅を推進して欲しい。
→地元議員が積極的にやっている。議会としては道の駅実現に向いている。12月議会中、委員会で再確認する。地域の活性化に繋がっている実例が多い。

→都市計画関係予算が通っている。道の駅はトイレ3以上等条件がある。間違いなくできる。

道の駅にならなかったらどうなるか?交通量が足りないという話も聞く。渋滞の話もある。
→萱瀬は足りなかったが鈴田は問題ない。道路の拡幅が問題になっている。交通量増加については国交省の課題となるので努力していきたい。

議員歳費のカットは?
→議員定数削減、政務調査費のカット等、市議会も身を切ってきた。

3年前に新幹線についてどうかと尋ねたら議会の返答が無かったが?全員の見解を

→推進。ストロー効果ばかりが議論されるが人を集める魅力を作っていく必要がある。コンベンション事業に力を入れる
→推進。北海道まで繋がるインフラが必要。子や孫の世代に未来を託すために必要。
→推進。陸の孤島になる。海外アジアに開ける長崎にはチャンスがあるルート。
→推進。交通アクセスの利便性を活かしたまちづくりをやる。雇用・経済効果も期待できる。
→推進。日本の鉄道網は新幹線無しには語れない。大村は住環境に適している。移住を促す政策が必要。
→推進。子どもたちに禍根を残さないためには必要だ。100年スパンでまちづくりを考えると必要。日韓トンネルの話もある。周辺整備も期待できる。人口は減っていく中で高速交通を利用して中央と交流できるインフラは不可欠。

観光資源となる大村の魅力づくりは?
→県下13市で9番目、年間100万人と酷い状況。魅力づくりを考えていく。

障がい者の権利条約、国でも推進の立場。教育現場が変わってくる。人員・予算措置も必要なのでは?
→施設の改善等をバリアフリーも推進していく。

新幹線は家の目の前を通る。知的障害の息子が音に敏感。パニックになる恐れがある。弱者対策を見捨てないで。
→個別に新幹線推進室で対策を取りたい。防音等の対策をしっかりやっていきたい。

私は書記でしたので殆ど発言できず。初参加でしたが良い機会だと思いました。

ある議員から
「始めたころは市民と議会の対決、というような雰囲気があったが、最近はいろんな話ができて対話型になっている。市議会をどんどん利用して」
という発言がありました。

あえて地元(と呼ばれる場所)を外しての班編成なので、選挙色も薄れます。
そしてオール議会で対応するという雰囲気づくりにも一役買うのでは。

しかし若い世代が少ないですね。
私と同世代が数名、両会場では二十代はたぶんゼロ。これは今後の課題かも。

政治にホットな自分の親世代がバンバン発言しているところではなかなか難しいのかもしれません。
世代を限定しての開催も面白いと思いますね。

ご参加頂いた皆さんありがとうございました。
次回も宜しくお願いします。

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