平成23年6月議会最終日・午前の部

28日が6月議会の最終日です。

その前に議会運営委員会が開催。経済文教委員会の継続調査、全員協議会の追加事項を審議、可決しました。

「・・・継続調査って何すか?」

といまさら聞けない系の質問をお隣の議員に。

議員といえども議会が開催されていない間には、行政職員を集めて委員会を開いたり、公式に調査することはできないそうです。
なんで、必要だと思われる事項は閉会中にも継続的に委員会調査・召集が出来るようにしておく、という事でした。

ちなみに今回の継続調査は
・大村ボートレース場の建替え
・給食センターの建設事業
の二点でした。ご教示に感謝です。

そして最終本会議、委員会に付託された議案の審査結果が委員長より報告されます。

委員長の報告には全議員から質問が飛び交います。

友好会派内では採決の前に打ち合わせをやりますから、複数の議員で気になった点や疑問点など質問を準備しておきます。
一人の目ではチェックしきれないところもありますから(実際に新人の私は気づかされる事ばかりでした)、これで議論もより深いものになります。
しかし別会派からの質問はガチンコだから委員長は大変です。でも「委員会では出なかった。審査していない」というワイルドカード?もあるそうです。それに質疑は1人3回までというルール。付託前や委員会での議論、会派での打ち合わせが重要になりますね。

そんな質疑を終えた後、討論の後、採決します。

ちなみに討論は自分の主張をする機会だそうで、実際ある議案に反対の議員がその理由を述べ反対に回りました。
反対理由には納得しかねるものでしたし、賛成多数で可決されましたが。

気になった事をピックアップ。

・国保税の限度額値上げと市長発言の整合性

限度額は上がるが「税率は上げない」という事でした。
国の動向と合わせた限度額の引き上げなので、この引き上げに応じないと国からのペナルティがあるんだそう。村崎議員が再確認してくれました。
ちなみにペナルティとは国からのお金が減らされる、という事だそうです。地域主権とはいえまだまだお財布握られている感が。

・奨学金給付条例

給付を受けるハードルが高すぎる。市の貸付基金と併給を認めないのは制度の趣旨にそぐわないのでは?などと色々と質疑がありましたが、まずは施行してからという流れになったかと。
因みに月5万円という給付額は他自治体に類を見ない高額だそうです。

・のがみ跡地の新給食センター

小学校給食分を24年度に稼働します。これから建設に入りますから公共事業の入札についてなど要望がされていました。
しかし質疑は質問・答弁であるべきで要望をぶつける場ではないようです。なんで「質疑だぞー」なんてヤジが飛んでました。パフォーマンスっぽさを感じましたが有権者には分かりやすいでしょうね。議会運営とは整合性が取れない行動ですが。

・久良原水源のリフレッシュ工事

前回工事から2年でまた工事が必要になった。今後の見通しはどうなのか?という質問が。この水源は簡易水道で井戸水です。自然が相手なのでこの工事で何年水質が維持できるか分からない、ということでした。カネはかかるが28年度を目標に上水道と統合して安定供給したいという話でした。

・FIBEの補正予算

当初予算とほぼ同額の補正が組まれた(5千万→1億と予算が2倍に)ので、その見通しが何故できなかったのか?今後また増額されることがあるのか?という質疑。
当初予算の時点では大会内容が明確でなかったため見積もりが出来なかった、今後の増額は無い、という事でした。ちなみに前例であった仙台市の大会については調査がされなかったそうです。大会ごとに違うでしょうけど前例調査はやっておくべきだったでしょうね。

・高齢者の地域見守りモデル事業

地域福祉計画や災害たすけあい計画との整合性は?と質問がありましたが委員会では審査なし、という事でした。国の100%の事業、まずは立ち上げ、というレベルなんですが介護業界人だけに今後が気になります。

その他含めて全15日程が終了、午後は全員協議会です。

この全員協議会、誤解を恐れずに言えば本会議場より面白い。

議論で熱くなり口が滑った?場面なども。

あんまり長い記事もアレなので次のエントリーで。

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