平成23年6月議会最終日・午後の部

午後から全員協議会。
本会議場から議員控室に場所を移して行われます。

協議会ですから自由な雰囲気、マスコミは入りますが中継もナシ、なので本会議場とは違った空気です。

内容は

・東大村での産廃業者不法投機で県の代執行について
・長崎県の施策に関する要望7件
・大村市水道ビジョン
・路線バスの新運行方法導入

その他、議会の集い等々でした。

県への要望については、県立図書館・木場スマートIC・郡川改修事業が重点とされ説明がありました。

中でも県立図書館については多数の質問が飛び交う。

大村と長崎で綱引きしている訳ですが、大村での候補地二か所で本当に勝てるのか?一本化したほうが良いのではないか?という意見が。

市長は2本立ては戦略だ。議会の意見も聞きたいという事でした。議員アンケートをとることになるかもしれませんね。
私は中心市街地スクラップ&ビルド派なんで駅前派。ただ新幹線まで睨めば第三の候補地も出てきそう。

そのやり取りで熱くなった方が言葉のプロレス(笑)

失礼ながらちょっと面白かったです。関心の高さの裏返しでしょうか。

木場スマートICは28年度開通目標に向けて準備という事でした。
委員会で受けた説明では総事業費30億、市負担分は6億との見込みです。

水道ビジョン5カ年計画の説明がありました。

上水道のさらなる普及も含めた水源の安定供給の為の計画。先日の勉強会では民間金融機関からの資金借り換えなども行っているとの事。積極的な経営姿勢は○ですね。
そしてFacebookを活用するそうですが・・・ちょっとどんな運用になるのか想像できず。
そういや大村市SNSがありましたよね。

はなしてみゅーか

mixiの大村市コミュみたいなもんです。私も登録だけはしたもののこれまで全く覗いてませんでした。
facebookやmixiといったSNSのキモは”広がり”と”発見”だと思うんです。
水道事業とどうリンクするのか気になりますね。
まあ導入コストはタダだしね。まずは「やってみはなれ」です。

路線バスの新しい運行方法の導入についても多くの質疑がありました。

最大年間1億2千万の赤字事業、一時期はバスターミナルの閉鎖話まで飛び出しました。
現在は7千万の赤字、この新運行形態で1千万の改善が試算されているそう。

バスターミナルを通過していた形態の運行便を9時以降の通勤通学利用者が少なくなった時間体に、南部循環線と小路口線、富の原線で再編されます。

バスターミナルを上部の中心に南部に輪っかができて、富の原と竹松方面に2本の線が延びるイメージですね。


(クリックで拡大)

乗り継ぎなんかが必要になりますが、試算通りにいけば年6千万まで赤字が圧縮できるわけですから良い事かも。来年4月から変更される予定です。

しかし交通弱者の問題は依然解消できず。

「収支とは相反するが、この新形態検討についてはヒッチハイクなどをする交通弱者につていは検討したのか?」

と質問

「一部の交通空白地域は解消されるが根本的な改善にはならない。ここまでやっても赤字なので収支を考えれば難しい」

との話でした。

政治は弱者に寄り添わねばならない

しかしそのコストを税としてどうやって負担するのか、という議論からは逃れられません。

「バスが減って老人がヒッチハイクしている」

実際に相談も受けましたし、その場面を想像すると胸が痛みます。

だからバスの増便を!となると利用者が増えない限りガラガラバスを運行させる事になる(今も多いですが)そして「赤字拡大=増税もしくはツケを先送り」となってしまう。
各地ではコミニティバスも導入されたりしていますが、収支的には厳しいようです。

人間と経済は感情で動くもの。ですから効率的見地に立てば失敗も多い。
サイレントマジョリティ&ノイジーマイノリティ、声が大きい少数派が声なき多数派の公益を毀損する。いわば「木を見て森を見ず」となってしまう事もあります。

もう「地域の繋がり」に頼るしかないのだろうか。

これは政治的責任放棄を意味するのかもしれません。
その「繋がり」を崩壊させてきた責任は政治にもあるというのに。

そして、私がいつも激しい違和感を覚えるのは、その感情を政治的パフォーマンスに利用する輩が居ることです。

どうやって「共助」という意識醸成を図るか。

これは交通弱者に限った事ではなく、超高齢化するこの国全体の問題です。

それが今の政治課題なのかもしれませんね。

私も一市議として目をそらすことのないようにして行きます。

明るいニュースも。

新しい企業進出が決まりました。世界シェア25%の日特エンジニアリングです。150名程度の雇用が期待されるとのこと。既存の企業も業態拡張するようです。

これでハイテクパークは残り2区画になりました。まずは良かったです。
どんな優遇措置があったのか、そして東日本大震災を経てのリスク分散、という進出は気になるところです。

それから会派長会議があったり、市政研究会の調整があったり。

終わって某相談場所へギリギリセーフ。
私はエキスパートの隣で頷くだけでしたがまあ良かったのかと。
持つべきものは良き友です。

またまたジャストで終わってその足で全議員の懇親会へ。

初の宴席でしたが多くの先輩議員からアドバイスを頂いたり、新人同士で話しこんだり。
有意義な宴席となりました。

最後の締めを指名されたので私も勝手なご指名、どうもすいません。
とかくタイトな1日でした。

次の議会は9月、それまでに議会報告などをやりたいと思います。

しかし祭りの季節なんだよねえ・・・

北村タカトシ公式SNS

SNSでも日々の活動をお伝えします

後援会入会のお願い

皆様の支えが必要です

北村タカトシ公式SNS

SNSでも日々の活動をお伝えします

後援会入会のお願い

皆様の支えが必要です