私は建設環境委員会、議会運営委員会に所属してます。
一般質問が終わったらそれぞれの委員会に負託された議案審議となります。
建設環境は負託案件が3つ。
・条文番号の整理
・久良原水源のリフレッシュ工事補正予算
・アスベスト除去工事補正予算
水源工事には今後の見通しや計画についての質問がありましたが、原案どうり採択し、本会議へ送りました。
短時間の審議となりましたので委員長の計らいで委員会の担当部課職員と勉強会を。
正直サッパリ分からなかった水道事業やゴミ行政などのレクチャーを受けたり、質問したり。ホント勉強になりました。
各委員会が終了後は議会運営委員会。
会派持ち帰り事項、九月議会の日程などを審議
・農業委員の議会推薦・暴力追放、飲酒運転根絶宣言は原案どおり採決。
・議論になった負託議案を除く質疑の3回制限は撤廃。
この制限はいたずらに審議を引き延ばす事があったので設定されたそうです。
しかし議論に制限があるのはやはりおかしい。
建設的な合意形成という共通認識を持った上で制限撤廃です。
また、特別委員会の設置が検討されていました。
・財政健全化調査特別委員会
私は「痛みを分かち合う政治」を訴えてきました。その実現に近づく委員会。
友好会派では合意が取れていたのですが、全会派長会議では「国の動向を見てから」ということで設置は先送りに。残念です。
震災の影響で地方交付金の減額は必至、ならば政治家が自ら身を切る覚悟を。ということなんですが、議会の合意が取れないと事は進まない。
身を切ると一言でいっても簡単な事じゃないでしょうし、もう少し時間がかかりそう。
しかし他の自治体をみてもこの流れは収まらないでしょう。
今後も考えていきたいと思います。
・地場企業振興調査特別委員会
中小企業振興基本条例の制定に向けての委員会、設置が決まりました。構成メンバーは会派推薦。おおむら未来の会からは私が委員となります。
・新幹線対策調査特別委員会
特別委員会から拘束力が弱まる「議連」と変更になりました。特別委員会ではないので議運で採決できません。全員協議会に送られるのかな?
委員会採決の前には友好会派で採決と質疑の打ち合わせ。気になった案件を。
・FIBAの補正予算
国際試合に向けてのシーハット設備の整備や招待席の確保です。この大会には合計1億弱の予算がつくことになりました。費用対効果が見合うだけのイベントにしていきたいものですね。
ただレベル1の選手は全て長崎市内に宿泊だそう。大村の宿泊施設キャパが無いということなんですが・・・なんかトホホですね。
・国保税の上限が上がります。
高所得者の納付額上限74万円が77万円に。国と施策と合わせて、という事らしいのですが、前の議会では市長が「上げない」と明言されていたとか。国と連動している部分ですから大村市だけでどうこう出来る事でもないのでしょうが、発言の整合性が問われそうです。
・奨学金給付条例
成績は秀逸だが経済的に困窮している子どもたちをサポートしようという条例。ただパフォーマンス的な匂いもします。
というのも給付条件が高すぎで本当に対象となる学生がいるのか?という話でした。
東大・京大に進学できるレベルという事ですが、そんな子どもたちの家庭はそれなりに教育にお金を掛けているようです。ということは収入制限に引っ掛かる。
他にも疑問点がありましたし議論になりそうです。
個人的にはもう少しハードルをさげて、広く沢山の学生が進学できるような条例にして欲しいところ。
・給食調理センター土地購入
のがみ跡地を半分だけ購入します。まずは小学校給食分ということです。中学校給食は27年度あたりにスタートだとか。もう少しスピーディーにやっても良いんじゃないでしょうか。
・竹松小学校・桜が原中学校の増築
どちらも約1.6憶の工事、今年度中に市内業者が施工します。流入人口もあってマンモス化していますよね。しかし市内には教室が余るような学校もある。校区変更を考えた方が良いんじゃないでしょうか。地域性と人情が絡んできますから難しそうですが。
まだまだ沢山あるのですがとりあえずココまで。
合間に各課を回って色々と調査や勉強も。
さて、当然ですが委員会も傍聴できます。
傍聴席もありますし、録音されており議事録も作成されます。
基本スタンスは公開ですが、本会議場と違い委員長の許可が必要となります。
当初は委員会もネット配信もしくは中継するべきだと考えていました。
しかし初めての委員会を経てみてちょっと考えてしまいました。
というのも、オフレコが適当と思われる情報などを所属議員と行政がそろって話せる場が委員会なんだなあ、と。
他の自治体ではリアルタイムでネット配信しているところもあります。
しかしこれを本会議場のように完全公開にしてしまうと、オフレコ会議はどっか別のところでやることになるでしょう。それも議事録無しで。
そして本会議場のようにセレモニー的要素が強くなってくるのかもしれません。
会議が地下に潜るとなると所属議員の合意形成に至るプロセスが益々複雑、かつ情報公開から遠のいた形になるかも。
なので委員会のリアルタイム配信という主張はちょっと考え直します。
実際に経験してみないと分からない事が沢山ありますねえ・・・
28日に最終の本会議です。