じむちょー通信・26年8月

盛暑8月を迎えました。夏だといえば「海だ!山だ!」と心躍ったものですが、最近はなかなか…これも年相応に落ち着いたという事でしょうか。
夏ならでの楽しい事を考えるのも良いのですが、私たちには忘れてはならない事があると思います。

それは原爆投下により終戦を迎えた69年前の夏の記憶です。
特に8月9日は長崎に住まう私たちにとって特別な祈りの日でもあると思います。7万人を超える無辜の民の命が一瞬で奪われ、その後も深い大きな爪痕を残しました。
しかし、先人たちは戦争の惨禍という想像を絶する苦しみに耐え忍び、血のにじむ努力を重ね、焦土と化したこの国を、見事に蘇らせてくれました。今では外国人観光客が世界一訪れたい都市がある国となったのです。現在の日本、そして私たちの日常が先人たちの努力の上に成り立っている事を忘れてはなりません。

最近気になるのが、一方的な主義主張を喧伝する報道です。特に集団的自衛権については様々な観点からの議論がありますが、特に長崎では否定論ばかりが大きく報道され、冷静な議論の素地を失っているような気がします。「平和主義者が戦争を起こす」という本があります。方向は全く反対かもしれませんが、一方的で独善的な報道は、当時戦争を賛美した新聞各社の姿勢と寸分たがわぬもので、憤りを感じます。

平和への方法論は様々な観点や議論があります。違いがあって当然です。ですから議論しよう、理解し合おうという姿勢が必要なのですが、聞く耳を持たず、冷静さを欠き、一方的に糾弾する姿は「見苦しい」の一言に尽きます。
この日だけは先の戦争で散った御霊に対し、ただ静かに祈るべきなのではないかと思います。

お盆は祖先の魂が帰ってくるといいます。
祖先がいなければ私たちの存在もありません。ただ静かに感謝の祈りをささげるのも良いのではないでしょうか。

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