33年目の夏越まつりが終わりました。今年も皆さんに感謝。
色々と雑感を書きとめておこうと思います。
異論反論あるでしょうが独り言ですのでスルーしてくださいな。
・人事
私が夏越まつりの担当室長を引き受けたのは明確な目的があったし、それが条件だった。
それは実行委員長職を青年会議所理事長に戻す、という事。
やってみなきゃ分からない事がある。
2007年、歴代の理事長が務めてきた実行委員長職(勿論私も務めた)を外部団体の長に振り向けた。
その事務を執ったのは当年のまつり担当理事であるこの私。
先輩方から異論が噴出した人事だったが、当時の理事長と共にやり抜いた。
それから数年。
その変革が目指していたものは達成されなかった(他団体との連携やまつり母体の移管)
それどころかまつりへの熱を徐々に失わせる状況となった。
もっとも人事だけやって、後の改革を続けなかった、という見方もできる。
誤解を恐れずに言えば、青年会議所がメインでやってるまつりです。夏越まつりは。
その青年会議所が「まつりの核」となる覚悟を持ってないと他を巻き込む事なんてできない。
夏越は大村の文化だ。100年続くまつりにしよう。といい出したのは私です。
その為にはまつりバカが100人必要ってことに改めて気付かされました。
実行委員長職はタイミングの良さも手伝って目論みどおり理事長が就任。
会長職もドタバタしたが、とりあえず棚上げ。
兎に角、最大の目的は達成された。本年のまつりに悔いなしです。
後進の皆さんへ。
大変な事も、辛い事もあるだろう。
だけどまつりを愛して欲しい。
まつりはまちづくり、人づくりそのものだ。
まつりに携わっている事を奢るのではなく、静かな誇りとしてください。
・打ち上げ
十数年続いた3日深夜の打ち上げを4日へ延期。
これには結構悩んだ。
昨年設営部会を担当した事が発端。
3日にある程度の撤収、1時頃までゴミ拾いをやる。
それが終わって飲む酒は、まつりの高揚感も手伝って素晴らしく旨い。
感きわまってスピーチする担当者の涙、涙で飲む酒は最高。
そんな宴も毎年だいたい3時ごろに終わります。
そして4時間後、7時から撤収作業が始まるのです。
大変な準備、3日間のまつり、解放の酒、睡眠不足、酷暑の作業。
そして飲酒運転や事故のリスク。
おまけに自衛隊、行政職員、ボランティアといった外部にお手伝いを頂くにも関わらず、実行委員会のメンバーが集合時間に集まらない。
設営部会だった去年は4時間後の事を考えると楽しさも半分。
なので撤去を終えて、全員がゆっくり飲める4日の夜、としました。
まつりの美酒は1日置いたぐらいでは味は落ちない。
それどころかゆっくりじっくり担当者の話が聞けて、ますます酒が旨かった。
異論もあるでしょうが、打ち上げは4日の夜にやってよかった、と思います。
今年は昨年の3倍以上のメンバーが朝から撤収に来てくれました。
私がこれまで携わった中では史上最速の撤収作業でしたよ。
・コストカッター
赤字決算を受け、予算全体の見直し、コストカットを断行。
昨年の担当者に赤字決算をしっかり出せ、といったのは私。
(費用の年度配分をいじるか貯金に手を付ければ目立たないようには出来る)
そして、それを理由にさせて頂いた事は心苦しく思っています。
年々予算規模は縮小(現在一般会計1500万、最盛期の半分です)何かを削らなければならない。
ただそんな中でも「今年のカラー」を出す為には幾らかは仕方ないか、と思っていた。
昔の話だが、私も光るラインアートを導入させて貰ったり、良い思い出があった。
今年のまつり担当者は初の理事職。
彼が考える「今年のまつり」を実現させてあげたかった。
彼が考えてきたのは神事関係の大型構造物。
結構かかるかな・・・と思っていたのだが、安全性を鑑みて断念。費用計上も見送り。
しかし、これで吹っ切れた。
外部や内部問わず予算要求にはNO連発。
お断りした発注先にも心苦しい説明を。
そんな中、実費のみで設営物のリニューアルをしてもらったり、ラジオで取り上げて頂いたり。
心から感謝しています。ありがとうございます。
赤字を取り戻す!と大見えきった寄付金850万の予算立て。
資金部会の皆さんにはご苦労をかけました。
まつりをやるには金がいる。なので6月例会からスタートだとハッパをかける。
準備室のアピールにもこだわった。
部会の目標額は800万。
当日御礼の芳名チラシを出す、ということで締め切りを早めに設定。
ちょっと心配だったが見事に達成してくれた。
当日芳名チラシを出せた事は、私の携わった中でも記憶にない。
資金部会をはじめ、仕事の合間を縫って市内を駆け回ってくれた皆に感謝です。
ただ(震災の起こった昨年は別にして)例年850万の寄付収入を見込んで立てていた予算は見直しを迫られる。
これからも厳しい運営が続くのは変わりないだろう。
・まるなげ
組織の見直しで広報部会を必殺丸投げ。M曰く「無理すぎ」
I君すまん!反省してます・・・
子ども提灯は市街地の再開発を理由に子ども絵馬へ変更。
これで子ども達の絵を踏みつけてゴミに出す撤収作業が無くなったので嬉しいです。
ポスター、ロゴマークコンテスト等を目論んだが失敗。
こいつも丸投げしすぎで手が回らなかった。やはり早めの取り組みが必要だ。
ウチワは新進気鋭の書道家に協力を頂き好評だった。センスは価格が問題。ロットが低いとどうしても単価が上がるんだよね・・・
・先輩
お手伝い、ご芳志、ありがとうございました。
私の現役中にまつりはあと1回。
先輩方のようなお手伝いができると良いなと思いました。
・涙
はじめてあんな涙を見た。
でも次の日には毎年見る涙に変わっていたのでホッとした。
ただ考えなければならない事がある。
彼を自己嫌悪に陥れるような組織になっていないだろうか。
彼に謝罪させたのは私達のせいではなかったか。
私も含めて。
まつりは一人でやるものではない。
彼に謝罪させるような空気が流れる組織で、その後を繋ぎたくなるだろうか。
彼が届かない所が沢山ある。それをチームでカバーする。そんな組織でなければならない。
おまえは33人のうちの一人だ。自信をもて。
写真は鹿島おどりのウチワ。
毎年鹿島JCからも夏越総踊りに参加してくれます。
今年は担当なので久しぶりに行って踊ってきました。
夏越総踊りのモチーフとなったまつりです。
水害被災者の鎮魂を目的に鹿島JCが始め、来年は50周年だとか。
外部団体との運営分担がうまく機能しており、当日は鹿島JCメンバーも踊っている。
数年前までは、夏越まつりもJC踊り連があり、卒業生中心に踊っていました。飛び入りなんかもそこで受けてたっけな。
今日の例会後はJC内部の反省会。しっかり議論して欲しいと思います。
34年目のまつりに向けて。