今日は夏越まつりの成功祈願、そして部会間の最終ミーティング。
夏越まつりは大村市が主催している、と思われている方も多いようです。会長は市長となっていますので無理もないのかも。
実質は実行委員会を組織する大村JCが主体となりボランティアで運営、そこに自衛隊や市の職員有志、JCOBや関係者の皆さんのご協力を頂き、成り立っているまつりなのです。
そして、その運営資金もほぼ全てが市民のご寄付によって賄われています。
資金集めが一段落しました。
今年もまつりの為に皆様の浄財をお預け頂いた事に心から感謝いたします。
そして、資金部会の皆さん本当にお疲れ様&ありがとう。連日の資金回りやメンバーへのお願い、みな仕事を放り出しての活動には心より敬意を払いますし、この厳しい経済情勢の中、昨年を上回る素晴らしい成果だったと思います。
しかし悲しいかな厳しい現実、目標額には届きませんでした。
昨年は大震災の事もありかなり苦しい運営でした。
備品の入れ替えもあり100万円弱の赤字。そんな中、私は一昨年の金額を目標設定し、昨年出した赤字を吸収する!と大見えを切りましたが、その実現は難しそうです。
昨年はレアケース、ひょっとすれば目標を上回れるかもしれない。
達成できればこれまで通りに運営できる・・・と淡い期待を抱いていましたが、現実は厳しかった。
各部会に緊縮予算のお願いをしており、費用計上を見送った部分もありました。
心苦しい説明をするのは辛いものです。
33年に渡るまつりの決算を紐解けば、華やかな時代もありましたが、近年は縮小傾向。その流れはおそらく止まらないでしょう。
ここを削り、あそこを削り・・・といった対処療法には限界も感じます。思い切ったやり方が必要なのかも。
私は23歳でJC入会以来、このまつりに携わってきました。ありがたいことに実行委員長もやらせて頂きました。思えば入会したキッカケもこのまつりです。
100年続くまつりにしよう、と言いだしたのは何時の頃だったか。
私の弟などはまつりがある時期に帰郷します。
生まれながらにしてある故郷のまつり。
おおむらの夏の風物詩となっているのは間違い無い。
変わらない為に、変わらなければならない。
私はまつりを作った世代ではありませんが、まつりを守ってきたという自負はあります。
続ける為の悩みや苦しみ、そんな世代が負った務めなのかもしれません。
このまつりをやり続け、後世に引き継がなければならない。
このまつりを続けていること。
それを奢るのではなく、静かな誇りとしながら、明日に向かおう。
みんな、がんばろーぜ!