筑後市のマニフェスト進捗状況報告会にファシリテーターとして参画してきました。
2年前の市長選挙、公開討論会でコーディネーターを務めたのがキッカケ。
任期折り返しなので検証をしたい、ということでお声がかかりました。
近しい皆さんには
「地域の問題は地域の方が一番よく知っている。選挙の際はシガラミ無しの他所者が良いが、検証は地域の方が良い」
というお話をしており、頂いたオファーもお断りを続けていました。
それは私以外のコーディネーターを増やす、と同義でもあります。ひいては公開討論会の永続性に繋がり、最大の目的である有権者の政治リテラシー向上につながる、と確信しているからです。
じゃあ何で筑後だけ?と思われるかもしれません。
筑後の公開討論会はJCのご縁が始まりですが、主催は複数団体が参画する協議会。
そして主体はJCではありません。
JC主導であればあそこの直前、そちらのブロック、地区に誰それ、と外部ネットワークや人材は豊富なのですが、このケースは当てはまらない。
渋ったのは事実ですが、検証のお世話はこれが最後、ということでお引き受けすることに。
一度大村まで足を運んでもらいヒアリング。既に資料や進行は緻密に組み立てられており、協議会ブレーンの性格が垣間見えます(笑)
そして当日、午後に筑後入りしてあちらこちらと御案内を頂きました。
2年と短いようですが、少しずつ街の姿が変わっています。
特に昨年の新幹線開業、船小屋温泉の再興事業は興味深いものでした。
写真は一面に広がる梨畑。
梨の花が満開、生産者の方々は受粉作業に大忙し。
本当に素晴らしい景色だった。これは筑後の宝ですね。
天皇賞も受賞したとかで、他にもイチゴ、ブドウ、お茶も一大産地です。
惜しむらくは、イチゴは博多あまおう、お茶は八女茶、と他所の名前が冠されている事。
ブランドの販売力は絶大、という事ですね。
近隣自治体と広域観光プロジェクトを進められており、筑後は「恋の国」なんだそうです。恋とフルーツ、スイーツなどは親和性が高いような気がします。
温泉、新幹線、フルーツ、恋、広大な公園(福岡県一広い公園が整備中)・・・イロイロやれそうだなあ、とワクワクしますね。組み合わせのイノベーションに期待したいところです。
さて本番、検証大会は人が集まらない、というのが定説なのですが、なかなかの客入り。
聞けば会長(筑後JC直前)が人知れず一人キャラバンをやってきた、とのこと。総勢90名ぐらいだったでしょうか。多いほうだと思います。
市長は県職から副市長そして担ぎ出されて一期目。いわゆる政治畑の人ではなく手堅い行政経営、マニフェストの説明も丁寧な印象でした。
なかでも最重要政策の部分については強い思いがあられたようで、作りこまれた資料の説明に時間を掛けられた。なので最後はバタバタと駆け足に。
私の時間配分に反省が残るところです。アンケートも概ね好評のようでしたし2年後の筑後がどう変わっているか楽しみですね。
公開討論会関係で、他の自治体の事を聞いたり調べたりするのはとっても勉強になります。筑後の決算、予算の説明書などは素晴らしいな、と思いました。大村市でも導入できないかな。
反省会では協議会メンバーが減った話も。
どこも同じだよなあ、何とかせんばですねえ・・・
今回筑後を回らせて頂いて、沢山の宝物に出会いました。
しかし、それを生かすも殺すも人次第。
「筑後の宝は筑後人」、ということでしょうね。
今後が楽しみなメンバーもいるようですし、既に2年後のコーディネートの予約が(これは選挙の討論会ね)
筑後の未来が楽しみです。