今日は朝から毎年恒例の町内合同の精霊舟づくり。
私の地域では毎年おもやい舟でお送りします。
その移動中、ラジオから「今日は終戦記念日、日本はポツダム宣言を受諾し無条件降伏しました・・」と流れてきた。
「ポツダム宣言を受諾する有条件降伏なんですけど~!」と一人で突っ込む。
(それについては様々な見解があるので「無条件降伏論争」を検索してみてね)
気になったのはたどたどしいDJが「・・・とマスコミが発表しています」と続けたことだ。
ラジオもマスメディアなのだから他メディアの受売りをそのまんま流すまえに色々と論調があることを知って発言して欲しい。
先日のNHKが放送した日韓関係についてもそうなのだが、近現代史関係を取り扱うのは慎重さが必要だ。
とにかく歴史は勝者によって描かれる。
色々と論じても敗戦国という事実を受け入れるしかない。
歴史に「たられば」はあり得ないのだ。
この季節は様々観点での報道やドラマが流される。
必ずあるのは青年たちの特攻作戦を題材としたもの。
特攻は外道である。
絶対に肯定してはならない。
しかしそこに散華した日本人に美しさを感じる者も少なからずいる。
異質な戦時下、洗脳されていたとしてもだ。
そんな気質が不幸の連鎖を生んだとも言えるだろう。
無条件降伏論争の間に垣間見えるのは、少しでも日本にとって有利なものにしようとした先人たちの軌跡。
そんな先人たちの犠牲による日本の現代は誇れるものであろうか。
今日は終戦の日
線香の煙とともに「どうかやすらかに」と祈るのみ。