質疑応答 その2

市議会議員ってどんな仕事?

印象に残っている視察について

吉野谷 奈都さん

吉野谷さん )
先程、視察に行かれるとおっしゃっいましたが、視察に行った先で印象に残っているものはありますか?

北村 )
神奈川県平塚市の「いきいきボランティアポイント制度」というのはいいなと思っています。
65歳以上の人が退職後にボランティアに行くとポイントがもらえ、ポイントをためていくと商品と交換できるという制度です。
実は大村市にも似たような制度が導入されてます、私ははじめは懐疑的だったんですよ。ボランティアは無償でやるから尊いと思ってましたから。
で、一部内容を修正させたんだけど、まだまだ浸透してないようです。

(仕事を辞めた65歳以上の人が)家に黙ってずっといても、どんどん体力が衰えていって医療や介護が必要になるのも早い。まあ、社会保障費が増大する原因になるわけですよ。
そうじゃなくて、65歳で現役を終えた人がボランティアで自分の持ってる能力を発揮して、活き活きとして働いてもらいましょう、と。
で、(その見返りとして)ポイントを溜めていくと何か嬉しいことがあるよ、とか、「100ポイントたまったよ」みたいな共通の話題にもなるわけです。そういうインセンティブを付けた制度ですね。
やっぱり、何かやりがいがある、というのが一番いいと思うんですよね。人生にはりあいがある、というか。

そういう制度が上手くいっているのは、先ずは職員の熱意なんだと思います。(平塚市の場合)老人会なんかを何度も何度も回って説明を繰り返してるんですよ。だから広がってる。
大村がなかなかうまくいってないのはマンパワーの不足もあります、もちろんね。
自治体の規模も違いますからこれからなんじゃないかな、と思います。

吉野谷さん )
先程、視察に行かれるとおっしゃっいましたが、視察に行った先で印象に残っているものはありますか?

北村 )
神奈川県平塚市の「いきいきボランティアポイント制度」というのはいいなと思っています。
65歳以上の人が退職後にボランティアに行くとポイントがもらえ、ポイントをためていくと商品と交換できるという制度です。
実は大村市にも似たような制度が導入されてます、私ははじめは懐疑的だったんですよ。ボランティアは無償でやるから尊いと思ってましたから。
で、一部内容を修正させたんだけど、まだまだ浸透してないようです。

(仕事を辞めた65歳以上の人が)家に黙ってずっといても、どんどん体力が衰えていって医療や介護が必要になるのも早い。まあ、社会保障費が増大する原因になるわけですよ。
そうじゃなくて、65歳で現役を終えた人がボランティアで自分の持ってる能力を発揮して、活き活きとして働いてもらいましょう、と。
で、(その見返りとして)ポイントを溜めていくと何か嬉しいことがあるよ、とか、「100ポイントたまったよ」みたいな共通の話題にもなるわけです。そういうインセンティブを付けた制度ですね。
やっぱり、何かやりがいがある、というのが一番いいと思うんですよね。人生にはりあいがある、というか。

そういう制度が上手くいっているのは、先ずは職員の熱意なんだと思います。(平塚市の場合)老人会なんかを何度も何度も回って説明を繰り返してるんですよ。だから広がってる。
大村がなかなかうまくいってないのはマンパワーの不足もあります、もちろんね。
自治体の規模も違いますからこれからなんじゃないかな、と思います。

「やりがい」を感じるとき

出口 沙貴さん

出口さん )
今のお話の中で「やりがい」という言葉が出たんですけど、北村さんにとってやりがいを感じるときはどういうときですか?

北村 ) 
「やった!」じゃないのよね?、「やりがい」だよね? 「俺はやったんだ!」じゃないよね? (笑)

やっぱり、皆さんが納めた税金をどう使って、どういうまちづくりをするか、ということを考えている時、です。
少しづつだけど、行政とかまちのしくみを変えたり作ったりしていく仕事にやりがいを感じますね。

今まで「やったー!」と思ったこと、2回あります、すごく嬉しかったことが。

一つは「中小企業振興基本条例」
議員になる前から「これは必要」と思っていて、で、議員になって、僕だけの力じゃなくて、皆さんの力を借りながら「条例を大村で作ろうよ」といううねり、というか、雰囲気が出来て、条例が出来たので・・・これは県内初なんです。
この時は「やった!」と思いましたね。めっちゃ嬉しかったよね。
これは街の法律だから、これを作ることは一人では出来ない事なので、そういうことをみんなに協力してもらって出来たので本当に良かった、と思いました。

もう一つはFacebookやブログには書いてるんですが、骨髄バンクって知ってます?
僕、骨髄を提供したことがあるんですよ、骨髄バンクに入ってて。で、僕の骨髄を白血病の人にあげたの。で、その人、完全に治ったんですよ。
これは素晴らしい「命のリレー」だと思ってます。

参考:骨髄バンクドナーの記録「命のリレー」

白血病ってみんなが突然なるかもしれないんです、遺伝子の異常だから。原因が分からないんですね。
で、それを治すための治療が骨髄移植なんですけど、その骨髄バンクというところに登録をするわけです、献血をしたときとかね。
それを見ず知らずの赤の他人、非血縁者間って言いますけど、白血球の型が合う事があって、その人の骨髄を入れれば血液が正常になるという素晴らしい治療法なんです。

でも、途中で骨髄の提供を辞めじゃうケースがあるわけですよ。(実際にやるには)リスクがあるんですよね、やっぱり。
そのリスクの一つは、骨髄を抜く時に全身麻酔をかけられるわけです。全身麻酔をかけると言うことは心肺機能も止まるわけですから人工呼吸器を挿管されるんですね。
で、心臓とかを無理矢理動かして血液を循環させる、と。自分が病気でもないのにそういう状態になるというリスクがあります。
ただ、骨髄バンクが日本で活動を始めて、ドナーの死亡事例は1件もありません。その前にはあるんですが。

で、そういったリスクもあるんですが・・・骨髄を提供するには1週間くらい入院しないといけないんです。
ということは、仕事を休まないといけない。当然給料も減りますよね。

で、2年くらい前に東京の稲城市というところがドナー支援制度というのを作りました。(入院した)7日間分のお金をあげます、ドナーになったら1日1万円休業補償しましょう、と。
断念する方の理由としては、収入が減る、仕事が休めない、というのが結構な件数だったので、じゃあそれを支援できないか、ということでこういう制度が出来たんです。
それから最新の調査では88の自治体に(こういった制度が)広がってきました。

で、僕も大村にもその制度が必要だ、と思って提案をしたんですけど・・・これがなかなか取り上げてもらえない。

僕の場合、骨髄は県外の方に提供されたんです。大村市は大村市の皆さんの税金を集めて、大村市民のためになることをします。で、大村市に住む僕の骨髄は市外の方に提供された、ということなので、市政の範囲を超えてしまいます。
なのでこれは国のやることだよ、と。そうやってずっと断られ続けたんですよね。
それでも、ずーっと言い続けて、一般質問でも何度も何度も・・・同じ事ばっかり言うわけには行かないから毎回いろいろ調べて、今こうなってる、今後はこうなる、っていうのを何回も言い続けて、6回目でやっと「うん」と(言ってもらった)。

そして大村でも来年の(収録が2014年なので2015年)4月からこの制度が始まるんです。
もうこの時は涙が出るくらい嬉しかったですね。

これはまちの新しい制度を作ったことになります。まあ制度を作ることが目的ではないんだけど、これによって救われる人がでてきたらいいな、と。
本当に小さな事かもしれないけど、オーバーな言い方をすると「まちを変えた」ことの一つですね。

尊敬する、理想とする政治家について

山口 大樹さん

山口さん )
生活していく中で尊敬する人がいると思うのですが・・・自分は野球をやっていたので小久保選手を人間的にも、一瞬に生きる、というか、今を大切にしている人なので、あと技術面でも尊敬しているのですが、・・・北村さんが尊敬する、というか理想とする政治家っていらっしゃいますか?

北村 )
えー・・・・(困)
そうですね・・・政治家の中で尊敬している人は、正直いません。
いないというか・・・テレビとかで国会議員とか見たりするじゃないですか。やっぱり尊敬できるというのは、ある程度その人のことを深く知らないと・・・表層的な、そういうマスコミとかのフィルターを通してだけの情報では判断出来ないな、というのが結構あります。

でも、すごいな、と思う人はいますよ。すごいな、と思うのは、身近な市議会の仲間にもいます。
すごく懐が深いという、安心感というか、安定感があるというか、そういう人、ですね。

有名な人では、櫻井よしこさんの塾に入って勉強したので、そこにいろんな講師がいらっしゃいました。現役の国会議員から学者から。
その中で田久保忠衛先生は本当に尊敬しています。政治家じゃなくて学者だけど。

あと、遠藤浩一先生。今年亡くなったんですが、その方は拓殖大学の教授だったんだけど、生きてらっしゃったら僕は拓殖大学に入ろうと思ったもんね。
まだ50代でなくなって、お別れ会に安倍首相から「惜しい人を亡くしました」というお言葉が届いてました。すごい人だったな、と思ってます。

リラックスの仕方について

山口 大樹さん

山口さん)
休日の過ごし方というか、リラックスの仕方を教えて下さい。

北村 )
基本的には多趣味で飽きっぽいです。昔はバンドやスノボード、ウェイクボードとか色々やってて、最近は見事にやらなくなってきましたけど・・・
それでもずっと続いてるのはバイクですね。結構古いのに乗ってるんですけど、それをいじっていると無心になれるんですよね。

最近続いてるのは山登りですよ。 長崎もいい山は結構あります。普賢岳とか日帰りできますし、温泉あるし、いいですよね。
やっぱり景色が違うんですよ。2000m級に登ると生えてる植物が全然違ってて、人工物がほとんどありません。自然のままの雄大な景色には感動しますね。

皆で山に登りましょう!(笑)

若者に求めること、薦めること

出口 沙貴さん

出口さん )
今の若者に必要な知識とか、足りないものとか、こういうことをしておいた方がいいと思う事はありますか?

北村 )
もう40過ぎなので若者の気持ちはよく分からないのですが(笑)
オススメっていうのは、やっぱり外に出ることですよ、いろんなところに行って欲しい、海外とか。
国内で就職するのもいいんでしょうけど、あちこち行った方がいいですよ、自分の目で見て確かめた方がいいです。
大学生の皆さんは是非ね、貧乏旅行でいいと思います。
仕事をし出すと制約が増えるので、いろんなものを見て聞いて欲しいな、と思います。
今しか出来ない事をどんどんやって欲しいと思います。

起業について

山口 大樹さん

山口さん )
北村さんがこういうことで起業すればいいんじゃないの?と思ってることはありますか?

北村 )
なくならないのはサービス業だと言われてますね。
製造業というのは変わっていきます。どんどん進化していくので・・・作るものとか・・・陳腐化するっていうんだけどね。
製造業はどんどん移り変わっていく変化が激しい仕事だと思います。相応の資本も必要だし、起業のハードルは高いかな。

なくならないのはサービス業、あとは金融業だと言われてますよね。
世界の歴史とかを紐解いていくと、国家が成熟していくと金融業は盛んになっていくんですよね。
なので、金融はいいんじゃないんですかね、証券会社とか銀行とかね。ハードな職場ではあるけどね。

サービス業は人間が生きていく限りなくならないですよね。
魚が好きなら魚に新しい価値を作っていくようなこととかね。加工とか、食べさせ方とか、輸送の方法とか、そういうのを考えていけるような仕事とか。
最近、食べ物に皆が気を遣ってるじゃない?食べたものが体になるからね。その食べ物がどういう風に作られるのか、とか気になるよね。どこで採れたか、とか。
そういう高品質の食材とかを取り扱うところとかはいいんじゃないかな、と思ってます。

まあ総じてですが、仕事は作るものでもあるから、いろんな事にチャレンジしてほしいですね。

北村タカトシ公式SNS

SNSでも日々の活動をお伝えします

後援会入会のお願い

皆様の支えが必要です

北村タカトシ公式SNS

SNSでも日々の活動をお伝えします

後援会入会のお願い

皆様の支えが必要です