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私の研究テーマは、当初「出産・育児・介護が不利とならない人員配置及び定着に関する研究」としていた。その後、現在経営する介護事業の展開に鑑み「高齢者介護サービスの選択動向」と変更しており、マーケティングの領域である。ただ、本学において様々な知見に触れるにつれ、研究テーマの選定も再び揺らぎつつある。再度研究テーマを変更する事があるかもしれないが、私が展開する介護・医療事業について資する研究を行う、という事は決めている。マーケティング領域の研究に向けた課題レポートとはいえないかもしれないが、今後の研究全般に向けた課題レポートという事でご許容を頂きたい。

「資料の検索の仕方」[i]で学んだ長崎大学図書館の活用法は今後の研究に欠かせない技術であると感じた。自身の都合でリサーチメソッドを二年目に受講しており「日経テレコン21」等のデータベースの活用や「CiNii」「Google Scholar」による論文の検索方法を初めて知った。参考となる文献や論文を探す為に必要なこの手法は、研究を進める上で基礎的な知識であり、最低限知っておくべき技術でもあるのだろう。一年目の当初に示されることは当然なのだと感じた。今後、研究を進める上で先行研究の調査が必要になるが、大いに活用したいと思う。

「研究領域・既存文献の探査」[ii]は文献の読み方についてアブストラクト(要約)によって先行研究として有用かどうか判断する事もできるとご教示頂く。岡田先生曰く「論文は10本読んで3本当たればよしとせよ」との事であった。「今後の自身の研究に向けて、自身がしなければならないこと」は先ずは研究テーマに関連する多くの文献や論文を探し、読み漁ることである。同時に、現在自身の机に積読している本は研究テーマに関連の薄いものばかりで、更に高度を増す事になるな、と暗澹たる気持ちになった。加えて、積読高度をこれ以上上げない為にもamazonの1-click[iii]設定を早急に解除しなければならない。また、参考文献リストを作成する課題が出た事もあり、論文の体裁を整える事の重要性を知ることができた。また、レジュメの別添資料には参考文献の表記例が詳細に示されており、大いに参考になった。

研究に向けて「してはならないこと」は「判例・法令・法律文献の探査」[iv]にて学ぶことができたと思う。それはねつ造、改ざん、盗用などの不正行為であり、批判に耳を閉ざすことである。講義では、科学者として求められる態度についてのご教示を頂いた。それは倫理的な判断と行動である。昨今、データのねつ造や改ざん、論文盗用等の不正行為が発生しており、小保方晴子氏が発表したSTAP細胞に関する研究をその事例として取り上げられた。先般インターネットに新たな研究機関がSTAP細胞の存在を証明した、との情報が流れ、研究の真偽についてはまだ議論の余地があるのかもしれないが、小保方氏の行ったことは科学者として許されるものではないのだろう。「科学者の行動規範」の前文には「学問の自由の下、権威や組織から独立して真理を探究するという権利を享受し、専門家として社会の付託に応える重大な責務を有する」とある。今後進めていく研究において、忘れてはならない理念だと感じた。また、研究に対する批判についてもご教示を頂いた。先ずは謙虚に耳を傾ける事、そして誠実な態度で意見を交える事が重要である。他者の意見を正当に評価し、尊重する事を忘れてはならない。それが、自身の研究の精度を上げ、幅を広げる事にもつながると思う。

印象に残ったのが「私たちは科学者である」ということを再認識しなければならない、という言葉であった。正直なところ、私はそのような認識を持っていなかったが、「大学院生は研究を行う。研究は様々な学術分野で新たな知識を生み出す活動であり、科学活動である」と話された。これまで大学院生という身分や、私たちが研究する成果が社会に寄与することなどについて、深く考えた事は無かったが、大いに納得したところである。自身の研究テーマについては、まだ決めあぐねているところもあるが、介護・医療事業に携わる経営者にとって他山の石となれるような論文を仕上げたいと考えているところである。

 

[i]土橋力也[4月23日]

2.「新聞記事」を検索する場合 3.「雑誌や論文」を検索する場合(1頁)

[ii]岡田裕正[4月23日]

文献の読み方(1頁) 別添資料:参考文献リストの作成の仕方(11-12頁)

[iii]一度のクリックで自動的に指定の支払い方法に代金が請求され、指定の届け先住所に注文商品が発送される。米amazonによる消費の世界を大きく変えた、ついつい買いすぎてしまう脅威の商法。

[iv]井田洋子[5月14日]科学者の行動規範-改訂版-(5-7頁)