「政治の精神」佐々木毅
またまた岩波。
アマゾンにタイトル誘導されましてポチる。
東大法学部教授、東大総長、学習院大法学部教授、という肩書どおり固く、難しい文体。
トクヴィル、ウェーバー、丸山真男を引き合いに政治を論じてあります。イノベーションの母、シュンペターも出てきて驚いた。エリート主義だったのか。
後段は政党の機能とその弊害について書いてありますが、興味深い。
本書は安倍第一次、福田両政権の瓦解のタイミングで書かれている。与党一強が続く現状をどう捉えているのだろうか。氏は小泉内閣に一定の評価を与えているので、聞いてみたいです。
丸山真男の現実主義批判「現実は可能性の束」を読んでみたくなりました。