東京都府中市の公共施設マネジメントについて研修を受けました。
人口25万人で現在も微増中、財政力指数1.09、経常収支比率85.8%という豊かな自治体です。
平和島ボートレースの繰り入れが最盛期は168億、現在は3億だそう。羨ましい。
アセットマネジメントに対するパブリックコメントはなかなか集まりません。
何処の自治体も同じですが各論にならなければ市民の反応は薄いですね。
豊かな財源をバックに公共施設の再編を進められていますので、大村市のケースとは分けて考えなければりません。
しかし全体の進め方や、庁内組織の役割分担等、随行した所管の職員が次々に質問していました。
彼が一番勉強になったかな。
庁舎にはリサイクル掲示板が。
増築改築を繰り返した庁舎は昭和30年代の建物、大村と同じでかなり年季が入った感じ。
今後4~5年かけて立て直しするそうです。
事業費は177億円を予定。
既に庁舎建設基金55億、公共施設整備基金111億があります。
お約束の議場見学。天井が高く、重厚さを感じさせる議場でした。
続いて大村藩江戸屋敷へ。
大村市東京事務所の古川所長から、機能強化アクションプランのヒアリング。
キリスト教関係の誘致には可能性を感じますね。
続いて地方公共団体金融機構へ。
昭和四年!建築の市政会館という建物内にあります。これまた歴史を感じる建物です。
建築家・佐藤功一の手によるもので、日比谷公会堂とともに立てられました。
大村市にもご縁があります。
県立私立図書館の設計を担当することになった佐藤総合計画のルーツにあたる人物ですね。
地方公共団体金融機構は地方自治体にお金を貸してくれる機関。
財源が脆弱な地方自治体に無くてはならない存在です。
地方債や金融知識、財務職員の育成等を学んできました。
この機関の財源の一部は公営競技の繰り入れ。
大村市は株主?になる訳ですね。終始丁寧な対応を頂きました(笑)。
1日に3つの研修はかなりタイトなスケジュール。お蔭で1万歩達成です。
フォーマルな報告は他の議員が担当します。