月刊MOKU 2013年 9月号
李登輝元総統のインタビュー
20年以上前の話になります。
私は、介護サービス業を創業したばかりで、施設に住み込みで働いていました。
介護の現場で働く毎日、多くの入居者とふれあいながら、仕事にJCに打ち込んでいました。
入居者の中に台湾で教鞭をとられていた方がいらっしゃいました。
人徳人格がお顔ににじみ出ており、周りからも慕われる方でした。
先生ということもあって、施設の行事等では、ことあるごとに入居者代表のご挨拶を頂いていました。
楽しいお話ばかりで、私もお話しするだけで元気を貰えるような方でした。
台湾から当時の教え子たちが訪問団を結成してくる、ということで「熱烈歓迎」の垂れ幕をつくって歓待した思い出があります。
先生の愛読書だという「竜馬がゆく」の全巻をお譲り頂きました。
今では形見となりましたが、私のたからものです。
その先生が誇らしげに見せてくれたのが李登輝元総統と握手をした写真。
詳しくは分かりませんが、交流があられたのかも。
李登輝元総統がご逝去されたニュースを見て、著書を読みたくなりいろいろと検索しているとこの雑誌に出会いました。
古い雑誌ですのでなかなか見つからない。
ツイッターで呼びかけると探してくれた親切な方がいらっしゃいました。感謝。
我是不是我的我=私は私でない私である。
それを理解するにはは死を見つめることが必要です。
日本人を激励する素敵なインタビューでした。
坂本龍馬の話も出てきた。
先生との交流があったのかな。
お盆は静かにT先生を偲びたいと思います。
日本精神の素晴らしいところは、口で言えるものではないことを「道」という大事なものとして捉えていることです。
口で言えることは永遠に「道」にはならない。