書店の二輪コーナーにお立ち寄りの際はハーレーダビッドソンマガジン・バイブズをどうぞ。ピースラリーレポートが写真と共に掲載されていますよ。
東北への応援メッセージフラッグも取り上げていただき感謝。ご協力して頂きましたバイカーの皆さん、ありがとうございました。
以下レポート。
平和とバイカーの連帯を発信してきた「長崎ピースラリー」
11回目となる今回は東日本大震災の復興支援をメインテーマとし、併せて骨髄バンク登録推進を発信した。
昨年同様梅雨入り直前の6月4日・5日、諫早市飯盛町結の浜にて開催。イベント自粛のムードにも関わらず、全国から大勢のバイカーが結いの浜に訪れた。
波の音が優しい砂浜の横に広がる芝生のキャンプサイトはバイクの横にテントを張ることができる。海と山に囲また「癒し」の空間は日常の喧騒を忘れさせてくれる。
本年は震災支援Tシャツが販売され収益は参加費の一部と共に義援金として寄付される。また国旗を模したメッセージフラッグが設置され、バイカー達の応援メッセージで埋められた。このフラッグは岩手Vラリーに送られる。
夕方には恒例のビーチフラッグゲームがスタート。ビール早飲み&回転バット1セットの後、砂浜をフラフラと走る姿はギャラリーを大いに湧かせた。その後は落ち着いた選曲のバンド演奏、会場全体をアットホームな雰囲気で包みこむ。
夜の全体ミーティングでは、被災者への黙祷を捧げたのち、復興任務より帰還した自衛官とプロアスリート石崎義信氏の講演
「被災地支援はできることを少しづつ。そして継続的に」という自衛官の呼びかけにバイカー達は真剣に聞き入っていた。
そして石崎氏。オリンピック代表候補として活躍するも白血病を発病。13回の抗がん剤治療の後、骨髄移植により九死に一生を得た同氏からのメッセージは「人の善意を忘れず、人に尽くす」当たり前ながら忘れてはならない事を問いかける講演はバイカー達の心に響いた。
その後は「長崎の元気を被災地へ」とじゃんけん大会。深夜まで談笑が絶えず大いに盛り上がった。同じバイカーとして、人間としての絆や連帯を感じるこのラリーに今後も期待したい。
追伸。被災地支援のアングラ企画「焼酎リレー」その受け渡しが行われ、この地で革で飾られつつ山口県へと繋がれていった。