市政研究会に出席。
本議会が開催されていない月に1回開催されるのだそうで、議会全員の勉強会的な位置づけなのかも。
議員一年生の私は当然初参加、これまでは会派や委員会の視察報告がメインだったそうですが、今回は外部より講師招聘。
その講師は何かと話題の九州電力
電力安定供給への取り組みについて説明がありました。
まずは、原発についてのやらせメール問題についての謝罪と今後の対応についての説明がありました。
何処から出た指示なのかは分かりませんが、発覚は外部の関連会社から。
こりゃガバナンスの問題でしょうね。
以下メモ
・日本のエネルギー自給率は4% 原発が主な供給源フランスでも7%
・世界の資源埋蔵量 2008年末調べで石油42年。石炭122年。ウラン100年。
石炭で火力発電を基幹電源として確保すべきじゃないか。そもそもCO2が温暖化の原因、としているところから疑ってかかるべき。
IPCCだって捏造疑惑があるし、温暖化は太陽の影響。周期で寒冷化するという学説もある。
・九州電力の再生可能エネルギーの割合は9%・原子力は39%
・再生可能エネルギーを325万kw→480万kwへ上げていく
・太陽光パネルにかかる費用などのコスト・面積が課題。太陽光で100万kwを確保するなら大村市の約半分、風力なら大村市の1.7倍の面積が必要
・原発の最古参は昭和50年運転開始
・玄海は福島原発の構造と冷却系路が違うので放射性物質で汚染された冷却水の経路がリスクは低い。電源や冷却水源の確保等、事故を受けて様々な対策を追加した。訓練も重ねている。
・原発近郊のフィリピン海プレートでM9の地震、津波の想定は5m。
なんか安易な想定かも・・・
・玄海2号、3号、川内1号の再開が出来ない場合、電力予備率2%~4%
・大村のメガソーラー発電所は平成25年度営業運転開始、出力は3000kw
質疑では質問が飛び交います。
・バイオマス・地熱の目標値が変わっていないが?
→まだまだ研究開発が進んでいない。
・構造的に福島とはどう違うのか?どちらもアメリカ制、仕組みについては?
→建屋の構造が違う。玄海は1mのコンクリート壁で覆われている。
・埋蔵電源は?
→買い取り等を進めているがそもそも規模が小さいので基幹とできない。
・ストレステストはクリアできるのか?
→内容が明らかでないので答えられない。
・事故等の情報伝達は?大村市には連絡が来るのか?
→まだ整備されていない。
等々
私は猪瀬副知事のコメントを引き合いに
「電力はフローでありストックが課題、蓄電技術開発の状況は?」と質問
「スマートグリッド等がうたわれているが研究開発がまだスタートしたばかり」という事でした。
私は原発推進派ではありませんが、現況では稼働やむなし、と考えています。
介護事業者にとっては電気の安定供給は利用者にとっての健康状態に直結します。
晴れたり曇ったりのリスクがある変動電源、いわゆるソーラーや風力では心もとない。
そもそもCO2が温暖化の原因、としているところから考え直したほうが良いんじゃないか。IPCCには政治的な思惑もあるようですし、フロンガス騒ぎの二の舞にならなければ良いのですが。
ただし、ウランを含めても資源には限りがある。
節電はやるべきですし、再生可能エネルギーの研究開発には力を注ぐべきでしょうね。
5分休憩を挟み二時限目。
次は新人向けの議会活動検証組織からの報告。
議会基本条例の制定や議会運営、政策立案、広報の手法などについてレクチャーを頂く。
私も議会運営について見直すべきだと思うところがあります。
今後、調査をしながら提案していきたいと思います。