鳩山由紀夫の政治を科学する
帰ってきたバカヤロー経済学
高橋 洋一 (著), 竹内 薫 (著)
小鳩ダブル辞任で支持率もV字回復、このご祝儀相場が本物となるか新内閣のお手並み拝見です。
さて色々とお騒がせ(というか陰謀がらみ?)の財務省の天敵元官僚・高橋洋一と毒舌科学者・竹内薫の共著。
先生役の高橋氏と生徒役の竹内氏が対話形式で民主党のマニフェストの裏側や、叩く省庁、自民党の支持組織解体戦略などを、分かりやすく解説してある。
全ては”小沢”関数で決まるというオチはなんとも情けないのだが、鳩山元首相が小沢関数と自爆する事までは予想していなかったでしょう。
これが政治のダイナミズムというやつでしょうか。
ゲーム理論などを引き合いに出しながら進めてあるが、引用するデータもざっくりしたもので科学的、とは言えないかも。
成長戦略とCO2削減の関係や、埋蔵金、八つ場ダム、天下り、JAL問題あたりの解説なんかは、元官僚の高橋氏らしい切り口。
(陰謀にもめげず?)現在は政策工房という政策シンクタンクを設立されてます。
みんなの党あたりをサポートされてるみたいですね。
スラスラ気楽に読める一冊です。