6月議会、現物給付についての議論は真っ二つでした。
議決としてはかろうじて勝ったものの、民意を確かめる必要があると思いました。
ありがたくも子育て真っ最中の方々の声を直接確かめる機会に恵まれました。
「1か月待つだけで市に財政的なメリットがあることを知らなかった」
「なんでもタダは良くない」
「無料に、便利に、を広げていけば患者が増えるだろう。これ以上待ち時間が延びるのは困る」
「窓口支払は数千円であり、負担感が強すぎるとは言えない」
「そもそも急患の時に財布を確かめたりしない」
「子どもの頃より、中学、高校に入ってからの負担感が大きい」
「それより中学校給食を」
私の議決が正しかったことを確信しました。
現在、現物給付が主流であることは間違いありません。お金に色もついていません。
しかし財布は一つです。
財政的なメリットがあるならば、何が何でも現物給付にして欲しいと考える方はいらっしゃいませんでした。
皆さんそれほどお困りではない、便利になるならばその方が良いけどね、という感触。
そして、この請願は政党アピールであることは間違いない。
アンケートや意見の収集にも疑問があります。
意図的に回答を誘導していないのか?
現況の方法が財政的メリットがあるのをしっかり説明しているのか?
そんな疑問が湧いてきます。
貧困の問題は別として、ですが。
そして
「何でもかんでも無料に便利に、とすれば市民力の低下につながる」
というご意見にはハッとさせられました。
あるご家庭では、お子さんのご病気で高額の医療費がかかっているそうです。
しかし福祉医療の恩恵を受けているとのこと。
医療費の明細を子どもにみせながら
「皆が納めている税金で治療ができる。病気を治し、大人になって働けるようになったら、あなたがお返しできるような人間になりなさい」
と諭しているそう。
なんと素晴らしいことか。大村は大丈夫だと思いました。
ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
別の側面からもリサーチを続けます。
夜は地区ミーティングへ。
今回も要約筆記の皆様のご協力が。
お疲れ様でした。