大榮旅遊を訪問し、邸社長を肇スタッフの方々と意見交換を行ないました。
タイガーエアの長崎チャーター便、定期便の開設は検討はしている。
旅行社もサポートをしたいと思っているが、現在福岡がメインの状況をどう変えていくかが課題。
長崎チャーター便の搭乗率は高かったが、単価が厳しい。
コストが課題で旅行社の利益には繋がっていない。
佐賀県は4年前からチャーター便が就航、2年前から定期便となった。
佐賀の宿泊補助金が手厚い。1名1泊あたり三千円と他の自治体では類をみない。
これは邪道とも言える。
長崎から同程度の補助はできるのか?
また、佐賀県は広告予算を確保しており、知名度が上がりリクエストが増えている。
反対に長崎の知名度は低くなっている。
以前は福岡についで二番目だったのが、この5年間で長崎県だけ右下がり。
長崎は佐賀県より観光資源が多いのに勿体ないと思う。
長崎県からは積極性が感じられず、エージェントとしても悔しさがある。
タイガーエアは九州の空路開拓に積極的。
旅行社の反応は冷たいのは事実。集客が難しい。
佐賀県の手法は邪道だと思う。補助金頼みでは続かない。しかし旅行社としては売りやすい。
ハウステンボスの魅力は近年低下している。
台湾のテレビはケーブル化が進んでいる。視聴率が1%を超えれば高いといえる。
YouTubeなども活用すべき。
広告は風船と同じ。どれだけ空気=予算をいれるか。
長崎からの予算は年500万、東京ディズニーランドは1億かけている。佐賀県は3ヶ月で2500万である。
7年前、台湾のPRにハウステンボスと長崎県観光連盟で力を入れていた時期もあったが、予算が削られた。中国総領事の影響が否定できない。
長崎県も台湾に目を向けるべき。定期便には相互交流があってこそ。
長崎の受け入れ態勢は充分ではない。
かなり辛辣な表現で御意見を頂く。
通訳も少々困惑気味でした。
最後に
「失礼なことばかり言って申し訳ない」とお詫びを頂きました。
「それは長崎が好きだから、という事をわかって欲しい」
とも。
衛兵交代のセレモニーが有名な国民革命忠烈祠を訪れました。
辛亥革命を始めとする中華民国建国および革命、中国大陸での日中戦争などにおいて戦没した英霊を祀る祠で、日本の靖国神社のようなところです。
台湾には徴兵制が敷かれています。
このセレモニーを行う兵士はエリートなのだそう。
中国の一国二制度を否定した台湾。
現地の方々に総統選挙のお話を伺いましたが
「香港のようになりたくない」
と危機感を抱いている方が多かった。
台湾は2日間のみの視察でしたが、街がエネルギッシュな印象でした。
総統選挙の興奮冷めやらぬ、というところでしょうか。
台湾との交流は国益にも叶う。
長崎と台湾の交流促進に向けて頑張ります。