滋賀県高島市にて、移住定住促進に係わる施策について学びました。
高島市は人口5万人、面積693平方キロメートル、一般会計280億円、財政力指数0.41。
琵琶湖の北西部に位置するまちです。
ご多分にもれず人口減少と高齢化に対峙しており、平成20年に「若者定住促進条令」を制定。
国内では早期に対策に取り組んでいます。
住宅確保支援、就労支援、子育て支援、地域コミュニティ活用、移住相談窓口にコンシェルジュ常駐etc.
バラエティ豊かな施策を総動員、といった印象。
平成27年には定住実績75名という結果を生んでいます。
しかし、それでも人口減少は止まらないのが現実です。
高齢化による限界集落も増加の一途。
ただ、何もしていなければ、更に状況は悪化したでしょう。
担当者からは、人口減少は避けられない潮流であり、人口対策は次のステージに入っているというお話でした。
転出転入の数を追ったり、自治体間で転入支援政策の条件闘争をやってもどうしようもない。
定住促進の施策を通してどのような高島づくりを進めるのか。
どのような人材を呼び込みたいのかを明確化する必要があるとのこと。
取り組みを続けて来ただけあって、担当者の説明にも熱が入っていました。
定住促進関係の施策はNPO等に外部委託するパターンが多いのですが、自前でやっていく、という覚悟がかいま見えます。
ともすれば、大村市は人口微増にあぐらをかいているのかも。
センスの良い冊子やホームページが印象的でした。
フォーマルな報告は他の議員が担当します。