僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た(増補版) 笠井信輔

【僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た】(増補版)
笠井信輔
著者の講演会に訪れサインを頂いた本。

「首都感染」「首都感染後の日本」から「首都崩壊」を読もうと思う前に手に取った。
クライシスフィクションを読む前に現実の大災害を思い起こそうと思ったから。
読むのは二度目だが辛くなる。
涙が出る。
報道については、様々な思いがある。
偏向しまくっている報道は腹立たしいし、誤報捏造、裏取りもせずに垂れ流すクリック目当てには辟易する。
良質なメディアもあるが、それらをかき消してしまうノイズが大きすぎる。

しかし、報道マンにしかできない仕事がある。
社会を動かす力があるのも事実。
内容は推して知るべし。
報道に携わる葛藤、苦悩。
そして著者の懺悔の書でもある。

———
生まれてくるときには
赤児は拳をにぎりしめている
そのこぶしを開くとき、
人間の活動が始まるのである。
結んで開く生命の躍動である。
問題は何と結ぶかである。
楽な生き方と手を結ばないこと。
うまい話に手を出さないこと。
利の多い仕事に手を染めぬこと。
結び方を間違うと自滅の道を歩む。
心して無欲の縁を結ぶことである。
よい仕事に汗をかくことである。
石川 洋

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