観光生活建設委員会の県内現地調査が開催されました。
長崎市、雲仙市、南島原市、諫早市の12箇所を2日間で回るハードスケジュール。
・新長崎駅舎
国内では最も西に位置する新幹線駅となります。開通が待ち遠しいですが、フル規格化という大きな課題があります。時間がかかりそうですが更に努力いたします。
新たな新幹線ホームはテントシートで曲線の屋根が特徴です。夜は光り輝くとかで、長崎の夜景に新たな魅力が加わります。
・八幡地獄・青雲荘
先般の豪雨災害にて甚大な被害が生じた八幡地獄と青雲荘を訪れました。尊い命が失われた災害からの復興は道半ば。しかし、新たな地獄が「いぶき地獄」と命名されるなど、創造的復興に向けて歩み始めています。「これまで100だったものを200にも300にもしていきたい」という強い決意を聞かせて頂きました。県議会もしっかりバックアップいたします。
・サンエスファーム
椎茸を循環型施設にて栽培されています。素敵な笑顔のベトナム人の皆さんが収穫されていました。日本の農業は外国人なしでは成り立たない状況です。ただ、外国人受入体制のクオリティはまだら模様。トラブルも散見されます。外国人の方々が日本で安心して働いていただけるように、しっかりウォッチしていきます。収穫が終わった菌床を燃料にするエコなボイラーはもう何年も炊きっぱなしだとか。SDG‘sな椎茸ピザは絶品でした。
・南島原自転車道路
廃線となった島原鉄道の路線を利用し、歩行者&自転車専用道を建設されています。令和5年度感染予定で全長32.1km。様々なイベントができそうですね。こけら落としの自転車大会に出場宣言してきました。完成が楽しみです。
・口の津港フェリーの再編
バイクツーリングでよく利用していたターミナルが完全リニューアル。広くて便利になりました。狭い待機場に並んでいたのが懐かしいです。イルカウォッチングなどで訪れる方も多いのでは。
・原城跡
世界文化遺産となった原城跡、現地でその歴史を学びました。世界遺産に登録されたことで、歴史的価値の保全は強化されましたが、観光に資する利便性は低下したとのこと。バランスが難しいですね。キリシタン史の光と影に改めて思いを馳せました。
・南島原ひまわり観光協会
南島原といえば「民泊」の先進地。SNSの活用やフォトコンテスト、満島ひかりを起用した動画の配信や尖りまくった手延べ素麺のCMなど、南島原のソフト事業はレベルが高い。市議時代から勉強させて頂いてます。民泊についてしっかり勉強させていただきました。次回はどぶろく飲みたいです(笑)
・南島原道路行政
地域資源は豊富な南島原ですが、それを更に生かすには道路が必要です。また、救急医療施設への搬送時間の改善や、災害時の緊急避難にも必要不可欠。
新たな広域道路ネットワークの完成は皆さんの悲願でもあります。政権与党と連携し予算確保に努力いたします。
・大野木場砂防みらい館、直轄砂防管理事業
平成新山の溶岩ドームは毎年6センチほど移動し続けており、斜面の崩壊や土石流が散発しています。ここでは住民の安全を守る為、溶岩ドームの監視や砂防設備の機能を維持するための管理事業が行われています。
もし火砕流が発生しても地下には酸素ボンベなどが完備されたシェルターがあり、3日は籠城できるとか。大野木場小学校が火砕流によって受けた被害もそのまま保全されています。毎年2回、調査登山を行っているとのことで同行希望してきました。
他に、
・みずなし本陣ふかえ・島原道路長野栗面工区
を視察いたしました。
委員会視察で副委員長の役割は御礼の挨拶。
委員長の挨拶にはしっかり原稿があるのですが、副委員長の私はアドリブです。
調査を受け入れて頂いた皆様、そして何より計画からアテンドまで頑張ってくれた議会事務局に感謝。個性の強い集団の引率は気苦労が絶えなかったかと。
勉強した内容を議会活動に活かします。