県議会大雨対策協議会が開催され、8月11日からの大雨による被害が報告されました。
9月1日時点の主な被害状況としては、
・人的被害 死者5名、重傷者1名
・道路や河川等公共土木施設被害 283箇所、被害額59億3,400万円
・農林業関係被害 800件、50億1,800万円
県道7箇所が未だ全面通行止め、雲仙地域では温泉の供給が一部寸断されています。
行方不明者の捜索救助活動は、警察、消防、消防団、自衛隊により11日間行われ、延べ2,090人が従事していただきました。心より感謝。
防災担当大臣、国土交通大臣の視察を受け、激甚災害の指定等を要望。本激指定の見込み、とのこと。国の財政支援に期待です。
雲仙地域の再生については「創造的復興」を行いたいとのこと。
復旧の過程を含めて、観光資源にしたいとの説明がありました。
雲仙は国立公園の革新であり、長崎県の重要な観光資源です。私も所管委員会としてしっかり復興を推進していきます。
大村市においては、昨年のように目立った被害は発生しませんでした。
しかし、東浦漁港の皆様より「漁港の流入物撤去作業が大変、現地を見に来てくれ」とご依頼をいただき、5時起床でお邪魔してきました。
河口近くということもあり、上流から流木やゴミ、繁茂した雑草の塊などが流れ込み、漁港を埋め尽くしています。
漁民の皆さんが総出で船でかき集め、クレーンで陸揚げしているのとのこと。
小さな木屑が船外機の冷却取水口を塞いでしまい、故障する事もあるそうです。
山盛りの漂流物を乗せた伝馬船が港内を行ったり来たり。
「こいが全部サカナやったらよかとになぁ」と漁民の心の声。
年に数回、同じような状況となり、その清掃作業は先輩議員の働きかけで国の補助金を活用して行われています。
しかし、漁民の皆様も高齢化しており、この先いつまで同じような作業ができるか不安、との声も頂きました。
奇しくも松原地域の方より、
「海面を清掃をする船を導入してみては?財源はふるさと納税制度などが活用できるのではないか?また、大村市単独ではなく、大村湾を取り巻く自治体で連携してみて取り組むべき」
とのご提案を頂きました。
調べてみると「海洋環境整備船」なる船があり、国内に12隻が配備されているとのこと。
私も市議会時代には大村湾湾岸議員連盟に所属し、環境政策の勉強させて頂きました。
様々な可能性を探っていきたいと思います。