新成人の皆さん、おめでとうございます。
今日から大人と言われても、何がどう変わるのか、いったい私はナニモノなのか、どう生きればよいのか、よく分からない。悩み多き皆さんも多いことかと思います。
確固たる目標を持って、努力し続けている強さをお持ちの方は、その信じた道を突き進んでください。ただし、その道を進めるのも、自分だけの力ではない、生を授けてくれた両親をはじめ多くの人の支えがあるのは事実です。感謝の心を忘れずに、日々努力を重ねてください。
順風満帆の人生などありません。必ず壁に突き当たる時がきます。そんな時、感謝の心を忘れていなければ、必ずその壁は乗り越えることができるでしょう。
私はどちらかというと前者のタイプでした。
高卒で上京し就職したものの、都会に馴染めず直ぐに辞めてしまいました。そして親のスネをふたたびカジって専門学校に行かせて貰いました。発奮して勉学に打ち込んだとは言えず、楽しけれども無為な学生時代を過ごしていた様な気がします。
私のハタチはそんな感じでした。社会人になってからは…七転び八起き、色々ありすぎて長くなりますので、またいつか。
皆さんの2倍以上の時間を生きてきた先輩として、伝えたいことがあります。
何かをはじめるのに遅い、と言うことはありません。
しかし、残された時間には限りがある、という事です。
コロナ禍においては様々な制限があり、思うようにいかないことが多いと思います。なんとなく社会に馴染めず、行動できない、ひとり苦しんでいる方もいるでしょう。
しかし、まず行先を見定めて、一歩を踏み出してみてください。
行きたい方向が分からなくても問題ありません。
そもそも正しい方向などないのです。
貴方の一歩こそ、行動を起こすことこそが正しいのだから。
社会を変えたい、自分を変えたければ、先ず、自らが変化という行動を起こすことです。
まわり道も味わい深いものです。
思いがけない景色に出会う事もあるでしょう。
そして、平易な道より、困難な道を選んでほしい。
自分だけの為ではなく、誰かのために努力してほしい。
そうすれば、人生がより良いものになることをお約束します。
新成人おめでとうございます。
長崎県議会議員 北村タカトシ
