4月の本ネタ

自殺のない社会へ
経済学・政治学からのエビデンスに基づくアプローチ
澤田康幸、上田路子、松林哲也

日経経済図書文化賞受賞作。

自殺対策を科学的根拠から論じた本。
グラフ、変数、数式多し。特に補論が充実しており、正直ついていけないレベル。

自殺というテーマを国内外のエビデンスを基に論じる。
経済へ与えるダメージや政治が自殺に与える傾向等を、感情を排して論ずるその論調はそら恐ろしい。

しかし無類の説得力がある。

自殺問題は経済問題であり政治問題であることを理解させてくれる一冊です。

科学ってこういう事だな。

アメーバ経営
ひとりひとりの社員が主役
稲盛 和夫

稲盛塾シリーズ第3弾。
先月の「実学」よりは経営手法により突っ込んである。
京セラを成長させた「アメーバ経営」について詳しく書いてあります。

経営術の公開は相応の勇気が必要だと思いますし、氏も少し迷ったことが記してありました。
しかし「日本の経営の為に」という志がそれを超えさせたというところも素晴らしい。

体系だてられた手法の一つ一つに哲学がある事がよくわかります。
弊社の規模ではそのまま導入という訳にはいきませんが、学ぶべきところ多し。

ただ読んだだけではわからないことが沢山あるんだろうな。
公開したところで、そのままできるというものでも無いようですね。

「経営は体得」するものだとも改めて思いました。

教育勅語の真実
伊藤哲夫

GL塾講演に向けて再読&&精読
分かりやすいしいい本です。強力にお薦め。

生活保護200万人時代の処方箋~埼玉県の挑戦~
埼玉県アスポート編集委員会

寄り添い、信じる。そして諦めない。

人を救うってこういう事なんだろうなと思います。
埼玉県の生活保護受給者チャレンジ支援事業、アスポートスタッフ50数名が取り組んできた現場の記録。
あえて「美談」でまとめられている。そう思いました。

自己責任という言葉を発するのは容易い。
しかしそれは己の器を露呈すると同義と心得よ。

社会的弱者の事が分からないと政治家ではない、と改めて思う次第です。

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