卒業します。

23歳で青年会議所のご縁を頂き40歳、とうとう卒業の年。
昨年暮れあたりから最終年度をどう過ごすべきが考えていました。

私の学び舎だったJC。

最後に相応しい学びの年にしたいという思いがあり、気になっていたのが昨年スタートした櫻井よしこ塾頭のグローバルリーダー育成塾。

東京での学びが中心になるが内容もかなり充実しているという話を聞き、最初は運営スタッフとして出向しようかなと考えていました。
地区フォーラムでお会いした担当委員長より折角だから塾生として応募してみてはとお誘いを頂く。

応募には論文を提出。
昨年全国200名だった定員が100名に縮小。

合格できるのか不安でしたがありがたくも入塾を許される。
昨年よりカリキュラムも増えているとのことで、長崎からは正直大変でした。

しかしこれまでで最高の学びの機会でもありました。
横浜サマコンではパネリストとして塾頭らと同じステージに立たせていただいたのも忘れえぬ思い出です。

今日から奈良にて全国大会。

全国の同志たちとともに卒業する大会であり、GL育成塾の最後のカリキュラム、卒塾式でもあります。

塾頭の最後の講義が楽しみです。

以下はマイチョイス課題本。
まつりや議会で時間が取れず3冊のみ。

13歳からの道徳教科書
道徳教育をすすめる有識者の会・編 (著)

櫻井塾頭ご推薦の本

13歳からの、という事なので内容は中学生に合わせたレベル。
「いなむらの火」「佐久間艦長」「エルトゥールル号」などおなじみ?のエピソードからビートたけしの話まで楽しく読めました。

江戸しぐさ「三脱のおしえ」や天皇祭祀のくだり等、新しい見識も得る。
締めのこの本に込められた思いの項には思考停止している道徳教育の現況など。勉強になります。

この会は「こころのノート」への採用が目指すところなんでしょうか。
先日の伊勢で三重県知事(なんと現役JC)の話では「三重県版こころのノート」を作成されているようです。道徳教育に合わせて三重の歴史や風土をしっかり学んでほしい、と言われていました。

私はまだ子がおらず、教育については素人ですしリアリティがありません。
議会での皮膚感覚ですが、大村市では英語教育が推進されています。
私は英語を学ぶ前に、美しい日本語をしっかり学ぶべきではないかな・・・と思ったりしますが。

曽野綾子氏が「真の国際人とは自国の文化や歴史、言語や風土をしっかり他国の方に伝えることができる人」だと語られていたことを思い出しました。

連合艦隊の最後  伊藤 正徳

勝手に敬愛する田久保先生曰く
「このような美文を書きたいと目標にしてきた」
と言われた名著。著者は記者であり田久保先生の師でもあります。

敗戦後に記されたため、数値的な精緻さには疑念もあるかと思われる。
しかし日露戦争以降、大東亜戦争まで我が国の誇りであった聯合艦隊。
その戦史、そこに携わった武人の生き様には心を揺り動かされます。
大村藩出身の長岡半太郎の名が出ており驚きましたが、さもありなん。
レーダーの開発と原子爆弾が大東亜戦争に大きな影響を及ぼしたのは間違いない。

当時世界第三位、部分的には世界一だった帝国海軍。
それを作り上げたのも国民であり、滅ぼしたのも国民である。潔きリーダーシップと論理的な思考を持ち合わせていないリーダーを祭り上げたのも有権者、そして翼賛マスメディア。

政治は有権者の鏡、会社は社長の鏡、社会はリーダーの鏡、すべての原因、我にあり。

指導者とは
リチャード ニクソン

勝手にアニキ!と慕う遠藤教授が講義中に「教科書として使っている」と推薦された本。
既に絶版ですが古本が手軽に手に入ります。
拓殖大政治学の教科書だけあって、厚さも重量級。

イギリスのチャーチル、フランスのドゴール・・・副大統領時代のニクソンは外交も兼ねて世界の主だったリーダーを訪ね歩きました。
それらの国の情勢や政変、歴史などを紐解きながら国家建設を成したリーダー像がまとめてあります。
ソ連との緊張の中で描かれたフルシチョフのくだりは抜群に面白いです。

素晴らしいリーダー像ばかりではなく、反面教師とすべきリーダーについても辛辣に書いてあります。政界を引退してから発表されたので国際問題にはならなかったのかな?

ウォーターゲート事件でイメージの悪いニクソンですが、評論家やマスコミに抹殺された感は否めず。彼のリーダー論にはその恨みつらみも読み取れます。

田久保先生は手放しで賛辞されますし、ベトナム戦争の収拾と中国との友好回復を果たした素晴らしい功績は誰も否定できないでしょうね。

終章「指導者の資格について」に記されている内容はすべて得心。

巻頭には「未来のリーダーに捧げる」と記された大著です。

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