市民と議会のつどい「語ってみゅーか」がコミセンで開催されました。
普段は地域住民の皆さんとの意見交換なのですが、今回は改選後ということもあって町内会町の皆さんと意見交換会です。
まずは議会の新体制のご紹介、そして議会改革の取組みを説明。
残りの時間はフリートーク
議会で新幹線開通後のビジョンは?
・29年完成予定、基本構想はあるがまだまだ、今後広く意見交換をしたい。
連合会では研修旅行で開通した泉に行った。経済効果が無い。大学が通学圏内になったぐらい
町内会長会では雲仙・諫早・島原・大村との交流会をやっている。大村の議員はやらないのか?
・大村諫早の二市サミットはやっている。議員交流会は何箇所かやっているが、今後の検討課題としたい。大村湾をきれいにする湾沿岸議員連盟150名でも大村湾をどうやって綺麗にするか話し合っていく。貧酸素の改善事業に期待している。
・地球は温暖化地獄になる。北極海の氷が溶けだしている。議会でも温暖化に対する対策を積極的に行ってほしい。
・FMの議会中継は三浦では聞こえない。難聴地域はどうすればよいのか。受信機の問題?AMが必要?。FM大村の電波塔は琴平岳にある97%は確保できていると公称している。
・道路網の整備、三浦線に車が流れ込んでいる。国道34号の整備はどうなっているのか?与崎から本野まで整備の要望書を毎年出している。順番では水主町から空港入り口、次は与崎から本野となっていたが、国交省が本野の交差点改良に手を付けた。国のちゃくちゃくプロジェクトは前倒しで進んでいる。
・スナメリ300頭がいると言われている。1日に大量の魚介類を食べてしまう。漁業者との兼ね合いは?
大村湾の環境保護=スナメリを守ろう、というシンボル的な存在にしてある。魚介類を食べるのは分かるが駆除すると生態系を壊す恐れもある。
等々
気になったのは2点ほど
1、「語ってみゅーか」の参加者が少ない。改善策を検討すべき。
・議会側には提案権が無いので行っても同じ。という声がある。参加者を集める方法を検討すべき。
・11月にはまた再開される。会場の件も含めて考えたい。時間設定も工夫してみたい。要望があれば聞きたい。
・議会に対する期待が大きすぎて、反映されないので意味が無い、という事がある。
・要望を通す場、という認識を改めるしかでは無いのでは?
・原点に立ち返って見直す必要がある。持ち帰って検討したい。
「タウンミーティング」と「語ってみゅーか」
この違いを理解しておかねばなりません。
タウンミーティングは市長と理事者、いわゆる政策の執行側がそろい踏みしたうえで住民の要望を直接訴えられる場。
道路の舗装や安全対策といった生活に密着した要望が多く、反映されやすいので参加者も多い。理事者側も議会と同じように住民と丁々発止の議論をやろうという雰囲気ではないように思います。
一方で「語ってみゅーか」ですがタウンミーティングと同じように要望を頂いても「やります」「実現します」とその場で応えることができない。
議会には執行権や予算提案権がないからです。「やります!」というのは「努力する決意」を述べている、といった理解で良いのかも。
議会の大きな役割は行政の監視・チェック。
行政側と反目しあう立場であることを理解した上で「市民と議会のつどい」に臨んで頂くのが良いかと思います。
たとえば行政側から提案される大きな事業の必要性や、総合計画、税率等に対する意見具申をする等ですね。
ただ議会としての取り組みは評価できる、今後も自信をもってやって頂きたい、という声は有り難かったです。
行政に訴えるが響かないときに、議会側に訴える、議会として行政に要望を突き付ける。事などができる。という話もありました。
2、住民主導型活性化事業について
・期待をしているが、活性化には時間がかかる。条例化して長期的に取り組むべきでは。検討課題とする。
・金額も160万では少ない。もっと責任のある金額を。
・初めてやる事業なので、この事業の活用について今後しっかりと議論していきたい。
・1年だけでいいじゃないか、という議員がいたという話を聞いている。
・議会としては地区割りで議論があった。議会の中ではそんな意見はでなかった。むしろ単年度で使い切り、ではなく繰越できるようにということにした。
・この政策は唐突に出てきた。事前に説明も無く100万~500万という数字が出てきた。アバウトすぎる、という話もでた。
タウンミーティング、そしてこの住民主導型活性化事業についてはぼんやりと思う事があります。
政治は税、住民から集めたお金の使途を決定する為に二元代表制という政治形態をとっているわけですが、この二つには両方ともその原則を逸脱する部分があるように思えます。
それが良いのかどうかはまだ判断ができかねますが。