文教厚生委員会視察その③「アミークスインターナショナル」

視察最終日はうるま市のアミークスインターナショナル

平成23年に沖縄県、うるま市、(株)旺文社の三者協力のもと開校した

いわゆるインターナショナルスクール。

文科省の特例教育校として認可を受けた一条校です。

 

ズラリと並ぶスクールバスが圧巻。

 

入学金は22万円。

月額授業料は幼稚園40,000円、小学校51,700円、中学校57,000円。

都内のインターナショナルスクールと比較すると半額程度だとの事。

 

幼稚園・小学校・中学校の生徒571名が一緒に学習しており、

一部の授業以外は全て英語で行われています。

 

 

教員はアメリカ、カナダ、ケニア、韓国、モーリシャス等々の13か国65名で構成。

採用は公立では教育委員会がやってくれるが、

自力でやらなければいけなので大きな課題であるとの事。

現在のところ教員は充足している。沖縄で働きたい、魅力に助けられている部分もあるのではないかとのこと。

 

 

 

 

建学の精神は「英語をツールに世界の舞台で貢献できる人材としての基礎を育てる」

教育理念は「自分で考え、学び、行動し、自分の将来を自分で切り開く「自立した子ども」を育てる」

至る所にスローガンや著名人の写真が。校内は多様性の渦だとか。

小学校卒業時に全員が英検準二級取得を目指しています。

 

 

英語一辺倒かといえばそうではなく、一条校ですので日本語教育も行なわれています。

高校受験の対策の必要性でもありますが、日本の良さを失わないように意識しているとの事。

 

 

 

1人1台のデジタルデバイス、iPadやMacBookを学習に活用しています。

ロボットクラブは日本一になり、ハンガリーの世界大会で第6位になったとか。

2035年までに卒業生が世界的な課題解決に従事することを教員の共有ビジョンとしています。

 

 

最近着任した学園長は公立学校を定年された方。

一般的な公立では考えられない違いがあるとのことで、

公立の生徒よりも主体性や意欲が強いと感じているそうです。

幼稚園の頃からアクティブラーニングを積み重ねているからではないか、との事。

お掃除コンテストの優勝トロフィーは金色のデッキブラシ。

 

英語が身につけば日本語も身につくという相関関係が実証されているとの事。

小学生までは読解力が全国平均を下回っているものの、中学に入ると平均を上回ります。

英語のレベルは中学校以降も継続して学ばないと伸びず、

むしろ中学進学を機に中高一貫校等、他校への転向は勿体ない。英語力が低下してしまうと力説されていました。

アミークスに高校も作ってくれという声が多いとか。

この学校に通わせたい(&沖縄に住んでみたい)と移住してくる保護者が全体の2割程度。

ご主人は置いていかれるケースが多いとか。

 

経営状況ついては改善に向かっているものの

自立的経営は今後の課題です。

学園理事長が(株)旺文社の会長であり、毎年6000万以上の寄付がなされています。

グローバル人材を、英語力の強化をと叫ばれている昨今ですが、

その草分け的な存在とも言えます。

 

東京でのセミナーを含めると4日間の視察。

市議会時代から実感としてあるのが、

先進地は現地に行かないとわからない、という事。

様々な学びを政策立案に活かしていきたいと思います。

 

皆さまお疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

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