文教厚生委員会視察その②「石垣市子どもの居場所運営事業・離島保育士確保総合対策事業」

沖縄2日目は石垣島へ。

台風接近につき青空は見えません、残念。しかも滞在6時間の日帰り。

 

 

沖縄県は子どもの貧困が30%と深刻です。

国の100%補助事業である子どもの貧困緊急対策モデル事業を視察しました。

全体の事業費は4,390万。石垣市内で4カ所設置されています。

当初は「子ども食堂」という名前も検討されていましたが「貧困」を直接イメージさせるとのことで

「子どもホッ!とステーション」とネーミングされたそうです。

市営住宅の集会所を利用して設置された

まきら「子どもホッ!とステーション」を訪れました。

 

 

支援の内容としては、

・子ども支援コーディネーターの設置

・貧困の連鎖を防ぐため学習支援

・食育支援として調理実習や夕食を提供

・生活指導として挨拶や正しい言葉遣い、様々なルールなどを身につける。

プロポーザル型で事業者を募集したところが手が上がらず。

実績のある社団法人が受託しています。

 

 

受け入れ定員は1日35名で利用料は無料、子どもたちがおやつを楽しみにしています。

手作りサーターアンダギーとレバーサンドを頂きました。とっても美味しかった。

 

 

市内4カ所のステーションは拠点支援型、学習支援型、児童館型として設置されています。

お米を頂いたり、歳末助け合い活動など、市民からの支援の輪も広がっているとの事。

人材不足はこちらでも深刻です。

ハローワークは勿論ですが、知人友人親戚同僚のネットワークをフル活用して

マンパワーを確保しているとの事です。

沖縄県も待機児童解消ゼロに向けて施策を講じていますが、目標達成を先送りしました。

 

 

 

女性が中心となって運営されており、父子家庭への支援に効果が見られたとの事。

虐待の発見の場としても機能しています。

ゆくゆくは地域の子育て支援拠点にしていきたい、との事でした。

 

 

 

続いてIT支援センターに移動して離島保育士確保対策総合事業を調査。

本島とネットで繋がる遠隔講義システムです。

 

 

石垣島には保育士を育成する学校がありません。

これまでは高校卒業と同時に本島への進学が一般的でしたが、

このシステムでこれで島内での学習を可能にしているとか。

また、3年勤務すれば返済不要の入学準備金70万円もあります。

ただ、一度は島を出てみたいという若者も多く、主婦や社会人の受講も多いとか。

会議などでも活用されています。

 

 

 

石垣島には観光客が相当数訪れており、島の人口が1万人規模で上下します。

観光客数135万人を超え、人もカネも集まっている「石垣バブル」とも言われていますが、

入り込んでくる島外資本が多く、地元にお金が落ちていないとの事。

石垣市の財政力指数は0.41。本島より貧困は更に深刻。

若年妊婦の支援なども行われています。

モデル事業の財源は国の支援頼み。

予算確保の継続性が求められます。

 

 

 

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