誠は天の道 東洋道徳講話
諸橋 轍次 (著)
本年の九州地区会長が役員会にて紹介されていた一冊。
著者は昭和初期の国内教育を象徴するような偉人であり漢学者。
恥ずかしながら初耳でした。
皇室へ漢学を進講、大漢和辞典を編纂する等、その功績は絶大な教育者。
しかし読み進んでみると、人間臭さというか、身近で温かな人柄が垣間見えます。
内容は論語を中心とした修身論。
論語を中心に、孔子や老子について書かれてありますが、読みやすいと思います。
妻の開業、9月議会と怒涛の日々が一段落し、会派合同視察での北海道移動中に読了。
北海道の大自然の雄大さは人としてどうあるべきか、と考えさせてくれます。
新潟には記念館があり、その壁面には
「行不由徑」(行くに径に由らず)
と掲示されているとのこと。
何事にも大道を歩みたいものです。
その為には小利に捉われない事。
大道を見極める俯瞰力を持つこと。
まだまだ修練、修練。