最終日

ラストの朝立ちは企業前へ。
前日の依頼にもかかわらず付き合ってくれる友情に感謝。
人の流れが途切れたところで皆でおにぎりをほおばる。
駐車場で立ったままの朝食、戦闘中って感じ。
それから自転車にまたがり松原方面へ。

出馬を表明したのが丁度一か月前。
足づくり、いわゆる事前のトレーニングが全くできていなかったのでかなりきつい。
なのでスピードも乗らない。
朝は曇りで良かったが昼が近づくにつれ気温が上がり苦しくなる。
自転車といっても私はカッ飛ばすタイプ、歩道は走らない。
(そもそも自転車は車両だから大抵の場合歩道を走っちゃダメ)
街宣車を自転車で引っ張るスタイルなので相応の速度が必要となってくるんですが、平坦な大村といっても微妙なアップダウンが。
それがボディブローのように効いてくる。
11時までペダルを踏みまくりましたがホトホト疲れました。

それからアーケードで桃太郎、そして街頭演説
私は中心市街地活性化政策に疑問をもつ一人。
なんとなくアウェイ感があるが、最後まで聞いてくれている人もいた。

自宅事務所が坂の上にあるのでバテバテになって帰りつく。
午後からは街宣車に乗りこむ・・・はずだったが某事務局長から挑発を受けまた自転車に。正直足がキビシイッスよ。

福江からまたサプライズ、本当にありがたいことです。

足に痙攣がきたので車に乗せてもらうことにする。

少しばかり街宣するが、なんか反応が薄いような。
そりゃそうだろう。期間中30人が同じようなことをやってるんだから。

なのでもう一度乗るぞ、と車から降りる。
ストレッチを少しばかり。またペダルを踏む。

やはり反応が良いのは気分が良い。
パフォーマンスと分かり切っているが期間中は”まつり”という側面もある。
賑々しいのも宜しいんじゃないでしょうか。

夕方帰りつき地元を桃太郎。
出てきてくれる皆さんの元へダッシュを繰り返し走り回る。
坂はキツイが夕日が美しい。遅まきながらの青春だね。
町内を回り切ったところでもう少し足を伸ばすか、と考えたが駅前へと踵を返す。

桃太郎中の他候補と遭遇しつつ最後の駅前での街頭演説を。

私の政治への挑戦は4年前の駅前から始まった。

ハンドマイクと旗、そして言葉が私の武器だった。

当初は恥ずかしくって車の中でウジウジすることも多かった。
ロックを聞いてテンション上げて「エイヤッ」と飛び出して演説する。
カミカミの時も多かった。

毎日続けていると慣れてはくるもののテンションが上がらない日もある。
車中から交差点をしばらく見つめ、そのまま帰ってしまうことだってあった。

孤独感によくとらわれた(実際は違ったのだが)

でも、今は違う。

頼もしい仲間がたくさんいる。

これまで、仲間たちの支援を二度も無駄にしてしまった。

今度こそ勝たねばならないし「タカトシば勝たせんば」と言ってくれる方々のなんとありがたいことか。

夕日に染められた丘に並ぶ家々に

交差点を通り過ぎる人々に

後ろで旗を持ってくれる同志たちに

そして私自身に語りかける。

事務所に戻ってマイク収め、また泣いてしまった。
三度目だったがこんな選挙は初めてだった。
本当に良い選挙を戦わせてくれたことに心から感謝申し上げたい。

明日は審判の日。

三度目のジャッジはどうなるのだろうか。

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