今般の市議選、大村市選挙管理委員会からデータを頂きましたので、私がピックアップした4つの選挙の投票率データを基にグラフを作りました。
23市議選についてのみ60歳以降をまとめて集計してあります。
データはもっと詳細に頂いているのですが、年齢は5年刻み、男女は合計。女性が1%程度高いという傾向は県議選を除き共通しています。
我が国にマニフェストと公開討論会を根付かせたエンジンは青年会議所だと言い切ることができます。
私もその先兵として汗をかいてきたつもりです。
この運動には投票率の向上を実現する、という大きな課題もありました。
4年前から「e-みらせん」というネット選挙を見据えた運動にも携わってきたのですが、投票率だけ見ると連敗。
青年会議所の運動だけではなく、議会に送っていただいてからも街頭演説や一般質問などで投票率の向上を訴え続けてきました。
しかし、結果には繋がっていない。
以下は市議選だけの推移。
h27 57.08%
h23 62.78%
h19 66.23%
h15 69.01%
h11 73.46%
h7 72.29%
h3 77.36%
s62 88.26%
s58 85.39%
s54 89.17%
s50 89.17%
s46 89.29%
s42 87.69%
s38 86.81%
s34 88.84%
s30 85.19%
s26 89.42%
s22 77.12%
今回は5.7%の低下、平成に入ってから(戦後からを訂正)最大の下げ幅となりました。暗澹たる思いです。
少し前、マスメディアの方々となぜ投票率が上がらないか意見交換をした時の事を覚えています。
某氏曰く「みんな困ってないから」
毎日餓死者が出たり、銃弾が飛び交うような状況だと政治が生死を分ける、おのずと投票率は上がるだろう、投票率が低いのは平和な証左なんでしょうね。という話でした。
頷ける話ではあるのですが、このままの状況が良いとは思えない。
政治が限られた層のものになっていくのは明白です。
私も現役議員として責任を感じています。
本論とは外れますが、最近は討論会のコーディネーターの依頼が少ない。
それは嬉しい事なのです。
コーディネーターを外注する段階から卒業してほしい。現役メンバーで運営全てを賄う事が運動の永続性やまちづくりの実践に繋がる、と何度も申し上げてきた事が結実してきたように思います。
少しの救いではあります。
兎に角、今までの手法では効果がないことは明らかです。
イノベーションが必要だ。