一般質問が終了し、各常任委員会は付託議案の審議が開会中です。
総務委員会の審査の一部をお知らせします。
・消防団員の入団条件が緩和
私が6月議会一般質問で指摘した部分にスピード対応、感謝。
現在大村市の消防団員になるには、大村市民でなければ入団できません。
そんなの当たり前だろ!と思われるかもしれませんが、県内でこの条件がある自治体は少数派。
諫早市と大村市は住宅地域が近接していますので、諫早側に住んでるけど大村で働いてる、という方は多いわけです。その逆もまたしかり。
なので他自治体と同様に、入団条件に「市内で勤務するもの」と加えようという議案です。
消防団員には少ないながらも報酬が発生します。
なので、二重加入が出来ないようにチェックする、ということでした。
・平成27年度決算審査
全体としては健全で良好な決算、各財政指数についても問題ナシです。
消費税増税もあり地方税収が増加。純繰越金は16億となりました。
この内8億は積み立てますが、残り8億が補正予算の財源等に充てられます。
また、競艇事業からの繰入3億円を予定より1年前倒しで実現しています。
しかし今後、図書館、給食センター、新幹線、庁舎立替等々、大型事業が目白押し。財政状況の悪化は必至。
加えて公共施設は何処もボロボロ。遅れているアセットマネジメントの公表が待たれます。
ちなみに、タバコ税収入は6.4億。値上げされたので減るかと思いきや、販売本数が増えています。
そしてふるさと納税ですが、7.3億を計上。約半分が返礼品に回されますので、3.6億のキャッシュが入った事になります。
いつまで続くかわかりませんが、稼げる間に目一杯稼ぎたいところ。
ちなみに流出額(他自治体への寄付)は5,400万、税の減収は2,400万円です。
各部局の決算審査は重箱の隅を突くような細かい審査です。
市民の血税ですから、キッチリやらせていただきます。
・補正予算
市長部局のベトナム出張費用が150万を計上。
東京オリンピックに向けて、バドミントンチームの誘致などをトップセールス。
また現地で活躍する企業訪問を予定しています。
市内事業者からも10社ほどを募集。参加費用は25万円を予定しています。
消防団には820万、全国大会へ出場するため、現在の基準にあった活動服配備や訓練出動報酬です。
また、三浦・鈴田・萱瀬出張所の外壁補修、屋上防水やフェンス改修で2900万。
環境センター(ゴミ処理場)の補修に1800万。
陸上競技場、市民プールのウォータースライダー、弓道場の防護ネット張替え等で480万円等々。
審査は市の基本構想&第五次総合計画に突入です。
10年分の行政計画であり、様々な数値が盛り込まれています。
行政幹部曰く、「行政の憲法みたいなもの」ということですから慎重審議。
議案修正も視野に入れながら頑張ります。