非効率に隠れている鉱脈

世の中色んな制度がある。
そして知らないと損をすることが多い。

しかしその制度設計の非効率さには閉口する事が多々あります。

現在も所轄官庁(というかその外郭団体)とやり取りしてるんですが、担当者が変われば必要書類が変わるし、どう考えても必要性が感じられない書類の提出を求めてくる。

まあそんな事は何時もの如くで腹を立てるだけ時間の無駄。
この非効率な業務をこなす職員は、その制度に忠実であるだけだ。
言うとおりに作成して提出するのが一番早い。

この制度設計は監督省庁によるものだろう。

国民から預かった公金を公正に支出する為とはいえ、過分に複雑な制度だと思う。
穿った見方をすればその非効率性ゆえに仕事がある職員や団体があるのだろう。
「コンプライアンス不況」「コンプライアンスコスト」なんていう言葉があるが、それはそのまま職員の「食い扶ち」なのだ。

政治家がその制度設計までいちいち口出す事は無いのだろう。
条文や制度は官僚が作り、箇条書きにされた意義目的と民間(それも御用学者や御用団体)のお墨付きがあれば国会を通過する。

しかしこの制度設計自体を効率的なものに変えればどうなるだろう。

「人あまり=予算削減」を官僚は警戒するだろう。しかし、そのマンパワーを生産的・創造的な業務に向ければどうなるだろうか。

膨大な書類の積み上げを業務としてきた職員に最初からクリエイティブな仕事を求めるのは酷な話かもしれない。
しかし機械でもできるようなルーチンワークに身分を保証した職員を当てるほどこの国に余力は無いはずだ。

アジア経済の盟主の座はことごとく中国に奪われ、勤勉で貯蓄好きといわれた日本の貯蓄率はアメリカにも抜かれた。
成長率が回復する見込みは無く、積みあがった借金をインフレでチャラにしようとかいう話がささやかれる。バカな話だ。

その担当職員の処理能力は目を見張るものがあった。

制度を効率的なものに変え、トレーニングすることによって素晴らしい生産性を生み出すのではないだろうか。
ルーティンワークに隠れている閃きこそが確実な成長をもたらすのではないか。
その閃きを制度に反映させるシステムが無いだけなのかもしれない。
なにも突拍子も無いことを始めるばかりがクリエイティブ、というものではないだろう。

非効率な業務をかなりの早さで片付けてゆく職員
その裏側に鉱脈があるような気がする。

それを発見するのは政治の役割なんだろう。

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