経済を動かす単純な論理

経済を動かす単純な論理
櫻川昌哉 (著)

師走ということもあってなかなか本に向かう時間が取れませんでした。
そんな中でもこの本は一気に読了できた。お勧めの一冊です。

小企業の経営者でありますが経済学はど素人。
そんな私でも1990年代から始まった土地バブルから失われた10年、アジア金融危機やリーマンショック、証券化の手法、強い金融立国とは?等々が大雑把にですが理解できます。

著者は慶大教授、この本は学生の為の授業ノートをまとめたものだそうです。
なんでもかんでも市場経済と構造改革のせいにする電波系エコノミストのような主張はなく理論的。特に前半のリスクを消滅させる法則と、終章の日本のバブルについては特にスッキリさせてくれました。

とくにバブルの捉え方のくだりは興味深かった。
流浪する資金は国債バブルの渦中ですがいつ破綻=バブル代替するのだろうか。
そしてその先は何処にあるのだろう。有権者が増税を覚悟しているふうには思えません。来年夏の参院選、そして1年後の予算編成が絡んでくるのではないでしょうか。それまでに内需型企業=サービス業等々の足腰強化が旨く行くかどうかということも懸念事項です。

しかし事後の説明が理論的に判っても、経済はヒトの行為であり感情で動きます。
これからこうなる!なんていう未来は書いてありません。
あくまでも過去の分析が分かりやすく書かれているに過ぎない。
未来はアンテナ張りながら考えるしか無いんでしょうね。

LOM事務局の大掃除を失念してしまう。申し訳ないっす。
皆勤賞も途絶えてしまった。夜は拡大委員会でした。

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