今こそマルクスを読み返す

今こそマルクスを読み返す
廣松 渉 (著)

“70年安保のころの学生運動が残した知的な遺産はほとんどないが、当時の教祖的な存在だった廣松渉だけは、戦後の日本を代表する哲学者として歴史に残るだろう。”

という評につられて購入。1933-1997逝去という学者だけに、表現は古くさく聞いたことも無い熟語が多くとっつきにくい。数ページ進んでは読み返しの連続だった。

しかし新しい発見だらけで面白かった。資本論は未完でレーニン以降によって歪められたという解釈もはじめて知る。
ただいくら読んでも自由資本主義な現代に生きる経営者の端くれとしては、やっぱ共産主義には納得できませんよ。ブルジョアと呼ぶ階級にもそれなりのリスクはあるんだから。それに社会資本家という考え方だってできる。
だけどソ連とアメリカの冷戦が共産主義の生産性を証明するという話は面白かったな。

ただ、革命から共産主義社会が成立するまでの過程で血は流れてきた。
そして成立後はビックブラザーの管理=独裁だ。
神がいるわけじゃないんだし、著者が表現するように”甘い”理想だと思いますよ。
しかし崇高さがあるだけに人々を惹き付ける思想なんでしょうね。
こりゃ一種の宗教かもしれません。

まあ読んで損はないと思うのですが「絶対読みません」と妻は申しております・・・

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