沖縄論 小林 よしのり (著)
今年の全国大会は懐かしい地で開催される。
ブロック委員長の時は 長崎の子どもたちを連れて行く事業 の担当委員長だった為に足しげく通ったのだ。
また友人が移り住んだ土地でもある。
私の沖縄観は薄っぺらいと自覚している。
鉄の暴風、ひめゆりの搭、基地問題・・・日本の捨て石になった沖縄
頭で分かっているはずだが、沖縄の空気と文化は私を呆けさせ美しい景色に思考を停止させる。
いや、自分がそうしたかっただけなのかもしれない。
その明るい空気の奥底に潜む沖縄の歴史には目を背けたかったのか
読みごたえ十分、沖縄をもっと深く知りたい人にはオススメの一冊
特に瀬長亀次郎のくだりは痛快。
日本が主権を回復した日は、沖縄にとって屈辱の日なのだ。