いい会社をつくりましょう

図書係からお借りした経営書。

著者は 日本で一番大切にしたい会社 で紹介されていた寒天会社の社長さん。
社長の人柄がにじみ出てくるサラッと読める良書です。

いわゆる「日本的経営」を実践されている。
そして創業以来、増収増益を重ねているからスゴイ。

寒天にこだわり、新分野への事業展開が上手くいった、という背景はあるにしても、市場ニーズを蹴る覚悟ができるというのは青春時代の闘病生活によるものだろうと推察できる。

「株主の利益が最優先=アメリカ式」と位置づけ、やんわりとした批判も。
年功序列を賞賛しているが、努力を怠る人間は辞めてもらう、という厳しさも一部垣間見る。

会社を家とし、その家族の幸せと地域に貢献することが会社の使命だと説く。
一般論ですが、実践して成果をあげるところが素晴らしいです。

原料調達や生産のグローバル化も達成している。
「ラッキー」と謙遜しているが、プラザ合意における危機回避も成し得た経営手法は、日本式もアメリカ式も「進化した者が常に残る」ということなのだろう。

両方式は利益の再配分をどうするか、というところで違いがある。

成長率だけを考えるなら著者の言う「アメリカ式」が効果的なのだろうと思う。
資金調達という壁があるし、家長主義の危うさが否めないからだ。

著者はどちらかというとマイノリティーだ。
青春時代に病床に伏せ、早くに死生観を固めたようだ。
二宮尊徳を敬愛し苦境に絶えうる信仰心をもった人間などはそう居ないだろう。
「上場はしない」という言葉に表されるような「日本的経営」は聡明なリーダーが居り、市場が求めればこその効果が上がる経営方式なのだと思う。

なので「努力すれば報われる」という美しい言葉は万能ではない、と知るべきだ。
局所最適化は盲目に陥りやすい。
よく「市場原理主義」という言葉をつかう批判的な論調があるが的外れである。
マスコミやポピュリズムに踊らされていると言っても良い。
危うい粉飾や脱法行為は非難されてしかるべきだが利益を求めるのは間違いではないからだ。

この会社も最適化をしつつ、戦略と費用と投資が上手く絡み合った「良い会社」と考えるべきであろう。そして「長期の視野」に立っているのだ。
私も考え方が整理できたような。

とにかく素晴らしい成果をあげている会社だ。
長野に本社を構えている。

アスパックオプショナルツアーで社会見学どうでしょう

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