名前の付いたドラゴン

OB総会懇親会、お疲れ様でした
久々にお会いする先輩方からは

「まーだ現役や?」
「ブロ長の次は?」

なんて質問が挨拶代わり
色々と楽しい夜でした

さて先日原稿依頼を受けた雑誌が送られてきた
表紙は熊本のHさんがデカデカと

以下原稿

「万物は流転する、不変のものなど無い」
という信条、モノに対する拘りも年を重ねるたびに薄れてきている。なので「不変のモノ」というテーマには少々戸惑った。まず何を題材にしようか考える。
そいつは俺の相棒のハーレーだ、といったところで何台も乗り換えているのは周知の事実で説得力が無い。一時は革ジャンならバンソン、ブーツはレッドウィングだ、なんて拘っていたが、最近は革ジャンを羽織る回数も少なくなりロープが切れた財布は懐にしまうようになった。生来の飽きっぽさはいかんともし難い。でも自分が死ぬまでという期間限定で不変のモノってなんだろうと考えてみるとあっさり決めることができた。
それはクラブメンバーお手製のクラブカラーを模したシルバーのペンダントトップだ。
「FOREVER TWO WHEELS NAGASAKI」と彫られたホイールにドラゴンが絡みつき、裏側には「POLICE」という私のバイカーネームが彫りこんである(注・私は警察官ではない)。
このペンダントを受け取ったときはとかく感動した。平面だったドラゴンが立体となり活き活きと躍動している。そしてカネを出せば買える物ではなく私の為だけに無垢から作り出されたモノだ。このサイズであれば何時でも身につけていられる。愛着が沸かぬ訳が無い。シルバーも以前はジャラジャラと音が鳴るほど着けていた事もあったが今は殆ど身につけなくなった。しかしコレだけは別だ。ピカピカだったそれは時が過ぎるとともに鈍い光を放つようになり益々肌になじむようになった。
クラブを設立して十年になろうとしている。短いようだが十年一昔、本当に色々なことがあった。嬉しいことや悲しいこと、悔しいことや誇らしいこと。その度一喜一憂する私の胸の上にこのドラゴンは静かに鎮座しており、くさびのような仕事をしてくれているようだ。それも背中に背負ったカラーとはまた違う内向的な仕事。
このドラゴンは時折私に話しかけてくる。それも質問ばかりだ。
「それはお前が望んでいることなのか?」
「お前が相手だったらどう思う?」
「それで後悔しないのか?」
そんな風に私に無表情で問いかける。そして私はその問いに答えることで自分の方法を再確認したり、時には考え直したりする。このペンダントは私を映す鏡のようなものなのだが、私の信条や価値観を再構築する為に、思いに耽る部屋の扉を開くカギのような役割も果たしてくれているようだ。
そして、ホイールの向こう側に見えるものがある。それは一緒に走り始めてもう十年を過ごそうとしているメンバー達の姿だ。皆それぞれに変化が訪れ、昔のように走れたり走れなかったりしているのだが、ホイールの向こう側に見えるメンバー達はみな満面の笑みで愛車に跨っている。それは何ものにも変えがたい眺めで、色あせることの無い姿だ。このペンダントはそんな大切で変えることの出来ないモノを内包している。
不変というモノは自分に忠実であるモノだと思う。天気や景気、痛みや劣化、そんな外的要因に左右されるものではなくて「自分が変えなければ変わらない」そんなものが唯一不変である為の担保になりうる。同時に「変えない」という意志を強く鍛え上げることと同義なのだろう。考えすぎだろうか。
ナマエ、ソレハ、モエル、イノチ・・・そんな歌が流行っていたことを思いだす。私が死ぬまで背負うドラゴンには私の名前が付いている。

あんまりモノは買わなくなったのですが、パラパラめくってると色々欲しくなってきますね

いや、いかんいかんパーツが先だ

今日は最後の地区協議会です

北村タカトシ公式SNS

SNSでも日々の活動をお伝えします

後援会入会のお願い

皆様の支えが必要です

北村タカトシ公式SNS

SNSでも日々の活動をお伝えします

後援会入会のお願い

皆様の支えが必要です