財投改革の経済学

郵政民営化と官僚政治の内幕を描いた「さらば財務省!」は読みやすいし面白かった 

前者は一般向けと言われるがコレがその原著といわれる本

財政投融資、郵政民営化、年金、道路公団、政策金融について、諸外国の例から数字や経済学のテクニカルな部分まで網羅してある
いわゆる横書き、左開きの専門書
それも句読点がコンマとピリオド

そんなに厚くない本ですが、私にとってはかなり難解
とかく専門用語のオンパレード
1ページを3回ぐらい読み返しながら時間をかけて読了したが、いまだに全部理解できたとはいいがたい

同時に内閣参事官とはこのような能力をもつものなのかと驚く
(しかし著者は大蔵省の公式見解なんか屁とも思っていないそうだ)

2005年理事長時代、郵政解散時に長崎3区で公開討論会を主催した
当時のテーマについては多方面から色々な見解を聞くことがある

「小泉政権でなくとも郵政民営化は必然だった」

ということについて疑念を抱いていたのだが、やっと理解が出来たように思う

「0.2%のミルク」の意味すること
そしてその背景と金融の怠慢

小泉元首相はそれを政治決戦とし、構造改革に踏み込んだのだ
良くも悪くも政局の人なのだろうが、当時大勝していなかったら、経済状況は今より悪くなっていただろうと推測する
そして野党が「官僚支配を斬る」というスローガンを掲げているのも皮肉なものだ

この本、3990円と私の中では高価な部類
でもって読み易くはありません

でも読み応えはありますよ
また開くときが来るだろうと思う一冊

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