事前研修と世論調査

8:30に集合し、北方四島交流センター「ニ・ホ・ロ」
素晴らしい建物だった、かなりお金掛かってます

今日はまる1日研修会
この事業は16年目となり8,000人が参加しているとのこと

結団式の後は、四島の歴史をビデオ等で学ぶ

それから元ロシア大使からの講和

・歴史的経緯から当時のソ連の行為がいかに卑怯千万かとうとうと語られる
・外交交渉というのは適切な時期がある
・現在は悪い時期、現政権はプーチンの傀儡であり解決への進歩は難しいだろう
・四島にはこれから5年間、ロシアから開発の投資がなされる、占拠をより強いものにするためだろう
・経済発展を続けるロシアに技術面等でパートナーとなり、態度の軟化を待つのが良い
・今はとにかく粘り強くビザ無し交流を続けるしかないだろう

元島民の講和

・小学校4年まで択捉に在住
・戦争が終わったはずなのにソ連が侵略してきた、商店などが略奪され、強制労働に連行された
・程なくソ連が入植、私たちは捕虜となった、日露の子どもたちがケンカしていても問題なかったが反抗した大人たちはシベリアなどに送られた
・銃声は聞こえなかったが、日本人の忍耐によるものだと思う
・ソ連はレンガ造りの火葬場の釜を取り壊し、そのレンガでパン焼き釜を作った、それで焼いたパンを食べるしかなかったが、両親を焼いた火葬場だったので憎かった
・一つだけ嬉しいことがあった、ソ連と捕虜の私たちで電灯を建てた、明かりがついたときは本当に嬉しく、電灯の下で遊んだことを覚えている
・突然カラフトに移される、着のみ着のまま故郷を離れた、劣悪な環境の収容所だった
・栄養失調でお年寄りや子どもが死んでいった
・日本に戻れることになったが、赤ちゃんが直前に亡くなった、亡骸は乗船できないので生きているかのごとくあやすふりをして乗船し、日本に戻った
・平成2年、43年ぶりに故郷の地を踏むことが出来た
・お墓参りをしようとしたが、全てが取り壊されていた、打ち捨ててあった墓石を集めてお参りした
・本当に悲しい思い出ばかりだったが、昔と同じ手付かずの自然が心を慰めてくれたように思う
・交流でロシア島民にその思いを話すことがあり、涙を流して謝罪してくれた、日本の領土だと認識しているロシア島民は増えているようだ

択捉で生活していた時の写真を見せてもらった
昭和初期の日本のどこにでもある、ありふれた風景だった
大自然の中で遊んだ思い出なども話される
侵略され故郷を追われた心中は察するにあまりある

やはり戦争は悲劇だ

その他にも官僚筋等から

・交渉に行くのではなく、交流にいくということ
・返還が実現したとしても、ロシア島民を追い出す、ということは考えにくく、混住することになるだろう、その際に島民が反対しないようにするための環境整備の為の事業
・とはいえ領土問題の話も率直にしてOK、ただしあくまで感情的にならないように
・ロシア人はしたたか、転んだ自分に手を差し伸べられても両手をださないと手を取らないといわれるぐらい、領土に関しても「それは東京とモスクワ(首相同士)の問題だ」とあしらわれる
・ビザ無し交流は係争中である、という証になる
・不法占拠なのでロシアの公権力、所管に服さない
・ビジネスの話を持ちかけれられても、領土問題が先、という対応で
・四島の人口は1万5千程度、交流も「またか」という雰囲気
・ホームビジットではウォッカの乾杯が連発される、急性アルコール中毒になった学生もいた、飲みすぎ注意

などなど

医師からの注意事項や交流についてのミーティング、簡単なロシア語講座を受け、納沙布岬へ

四島は本当に目の鼻の先
周辺海域は水産資源の宝庫、ロシア人もすぐそばまで来て操業するという
ふてぶてしい事にたまに上陸してくることもあるとか
ロシアは日本人を拿捕して撃ち殺すってのに

研修会でお隣は佐賀県の中学教諭
日教組から領土問題まで色々とお話させていただき興味深かった

明日はその四島へ船で向かう
初日は国後島に向かうが、上陸はできないとのこと
入域手続きだけを行い、翌朝の色丹島まで船旅です

小さな船らしく、結構ゆれるそう
私の船室は12人部屋(代議士はシングルルームでございます)
どうやら絨毯の上で寝ることになりそうです(- -;)

さて、忘れちゃいけない世論調査、街の人々に聞いてみました

突撃インタビュー「北方領土って実際どーすか?」

・スーパーのレジのおねーさん
たまに集会をやってるみたいですねー
でも若い人には全然浸透してないみたい
根室に来たんだからエスカロップ食べてくださいね

・根室名物エスカロップを食した喫茶店のおばさん
たまに右翼が来てワーワー言ってますね
行政もやってるみたいですけどそんな意識のある市民は一部
もう60年もたってるし返還は無理だとおもいます

・ビジネスホテルのフロントのおばさん
ロシアが手放すはずが無い、漁民は金づるなんだから(日本の漁師はかなりの額の権利金を払っているそうだ)
二島だけでも返してもらっとけばよかったのにもう無理だろうね
頑張ってる人もいるみたいだけどねー

・回転寿司のレジのおばさん
親が水晶島からの引き上げだったんですけど、もう亡くなりました
二島返還の話が出たときは少し期待したけど、もう無理でしょうね・・・

・コンビニのレジのおにーさん
高校のとき習ったことは覚えてますね、でもサラッと流した感じでした
行政とか政治家はやってるみたいですけどね
自分らの意識には無いですね

・・・と、かなり一般的だと思われる根室市民の生の声でした
ちなみにエスカロップはトルコライスの親戚かと思いました

この街に入ってから、返還要求の看板は良く見た

でも、たぶん冷めてんだろうな、と予想した通りの回答だった

公的、政治的なもの以外、返還メッセージを発しているものが目に入らなかったからだ

まあ63年もやっている返還運動が実らないのだから、自然なことかもしれない
市民の温度は長崎とあまり変わらないレベルなのではないでしょうか

これが民意との乖離なんだろうけど、根室に落ちる返還予算ちゅーのもあるんでしょうし、色々考えちゃいますね

明日は出航したら2時間後には圏外(11時ぐらい)になるそうです
25日までよほどの緊急でなければ連絡は取れなくなりますのであしからず

あ、長くてスイマセン
根室の夜は長いのです・・・

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