東京からの更新です
一人で暇な夜なのでかなり長めの更新(^^;)
まずは冒頭、衆議院議員 愛知氏より憲法講演がありました
改憲について経緯、国民投票法の現況、そして私的なものという注釈つきの見識をお伺いしました
興味深かったのが、現状の憲法は現国会で承認されていない、ということです
現在の憲法は帝国議会(戦前)で承認したので、現在の国会で承認したものではない
正式には、新憲法の下に発足した国会で承認しなければならかったはずということです
当時は新憲法を否決をされる可能性があったそうで、うやむやにするという政治判断がなされたということでした
講演内容を要約すると
国民投票法について
・国会で憲法を論ずる場が無かった、予算委員会で9条が取り上げられた
・9条に集中しすぎているのでは?護憲、改憲の端的な議論になりがち、幅広い議論が醸成されていない
・国会に憲法論議をする場を作る1997年超党派議員連盟が発足、2000年両院で憲法調査会が設置された
・調査をする場であって改憲、護憲等の議論に重きを置いてない、まずは5年程度調査・勉強が開始
・2005年調査結果を国会に報告、憲法は新しくする必要がある、との見解
・2006年 調査特別委員会が設置、調査、勉強から憲法改正の手続きを審議をするという委員会
・改憲手続となる国民投票法が2007年5月18日成立、しかし細則が決定していない
・憲法審査会委員の構成や運営方法などが未定、18才以上が投票権をもつが、成人の年齢についての論議が必要
・改憲審議を総論でやるか各論でやるか問題となったが、グループ化することにした
・しかしそのグループの構成も未定
・審査が可能になるまでの3年間に細則を決定する予定だったが、ねじれ国会もあり遅々として進まない
9条・・・自民党の中にも堅持派がいる、公明党は堅持派、
私的には国際的な潮流を考えても変える必要があると思う
42条・・・両院構成
当初の憲法原案は一院であり、日本の政治家が二院制を求めたとのこと
ねじれ国会に代表されるが、予算は衆院優越だが、予算以外は別
予算の根拠は税法、税法は60日たって衆院で三分の二で再可決するという内容
予算執行の根拠法審議にタイムダグがあるので混乱する
86条・・・
予算案を作成できるのは内閣だけに与えている
国会で修正することができない(新しい予算案を作成することになるから)
予算を握っているところが飛びぬけて権力をもっている(内閣)
国会は国権の最高機関でありながら、国会より内閣の権力が強いという状態は良くない
毎年審議なので使いきり予算の弊害がある、年度をまたぐようなものも必要
8章 92~95条
地方自治に関する条項が少なすぎる
現在は中央集権過ぎる、道州制が必要、連邦制でもいいのかもしれない
中央集権は発展途上の段階では良く機能するが、民主主義で成熟させていくなら地方分権になる
憲法論議をもっと身近なものに
環境についての条項は一つも無い、これからは必要なもの
やれるところからやっていく
・・・という内容でした
気になる発言もありましたが、それは直接私までどうぞ
つづいて
文部科学省 地域学校支援推進室 室長 佐藤氏の講演、というか政策のプレゼン
地域の力で学校を盛り立て地域の力で子供を育てようという政策で、50億円予算が付いているとのこと
3年掛けて1800箇所(中学校相当数)に学校支援地域本部の設置するということで、一箇所200万の助成があります
使途はコーディネーター活動費、ボランティア保険、諸経費等に
事業内容は
・学習支援
・部活動指導
・環境整備
・安全確保・・・etcをシステムを構築してやっていこうということです
ボランティアとコーディネーター(退職教員・PTA経験者)の募集が始まります
地域性を出しながら、持続的に、出来る範囲で出来るところからという事でした
ただ、3月末までで一次募集は締め切りされたそうで、出足は悪かったそうです
PR不足との弁でした、4~6月が二次募集なので力を入れているということです
JCには協力意思表示や周知、ボランティアの人材提供の協力依頼がありました
PTAに参加されてるメンバーやOBも多いと思います
どうぞご協力をお願いします
それからブロ長会議
日本の理事会審議事項の報告は、
・第57回全国会員大会浜松大会
・人間力大賞
・第58回JCIアジア太平洋エリア会議(ASPAC)
・BRICSなどの新興国との関係構築事業
・第21回国際アカデミー事業
・会頭選挙
・2008年度京都会議
以上の関係事項の報告を受けました
詳細は資料がありますので、必要な方は私まで
地区協議会・ブロック協議会機能確立による組織進化について報告と提案が
京都会議や先日のブロック会長会議をを受け会則変更が提案されました
まとめますと
・次期会長推薦は9月末から7月~8月末までに前倒し
・地区協議会役員会議は「開催する」から「8回以上開催」へ
・会員会議所は2回以上から6回以上へ
・どちらも監事は監査担当役員(仮称)
長崎や九州は現行でも即しているので特に意見を申し上げることはなかったのですが、必要性を感じないという意見なども出ていました
今後も議論をにつめていくという事でした
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うーんその他イロイロもう書ききれません・・・
会議終了後、5人のブロック会長、地区担、常任での対談
We Believe の6月号から7回に分けて全国のブロック会長の対談記事が掲載されます
その一発目、テーマはセィフティネットについてでありました
内容は記事をお楽しみに
議事録カットの部分が大変勉強になりました(^^;)
あ、6月10日発売の文藝春秋には会頭と環境大臣との対談記事が掲載されますよ
こちらも宜しくお願いします
会議室には歴代会頭のお姿が
明日はコーディネーター養成セミナー受講
丸一日のお勉強です