12月会議所会議 挨拶原稿

さてJCごっこ、という言葉を聴いたことがりますでしょうか?
この団体は半世紀以上、明るい豊かな社会を気づこうとして活動してきたわけです

さて現実はどうなのか?
JCなんて無駄なことじゃないか?
我々はJCという世界に浸り、JCごっこに酔っ払って、周りが見えていないんじゃないか?と考えさせられたことがありました

次年度はブロック会長という職責をいただき、東京によく赴くようになりました

分かっていたはずですが、改めて東京は広い、そして沢山の人が居ます

地元ですと、移動手段が車ですから、自分の生活圏内を出ることが少ない
そしてJCなどやってますと、知り合いも多い
仕事家庭JCがめまぐるしく、孤独になる事が少ない

しかし東京の移動はほぼ一人、そして公共交通機関となります

電車に乗っている人を眺めたり、ベンチに腰掛けて道行く人を眺めたりすることがあります
私は大衆食堂のようなところが好きなので、そんな店に良く入ります

そこにはうつろな目をした人が沢山居ました
夢と希望にあふれているとはいい難い若者に出会います

一言も言葉を発することなく「ごちそうさま」さえ言わずにただもそもそと食事をするだけ
人と人との繋がりなどは見て取れません

なんというか・・・殺伐としているのです

そうでないところもあるのでしょうが、私が東京から受けるインスピレーションは、救いのないグレーです

一部が華やかで彩りを帯びていますが、それは果てしなく広いグレーな世界に囲まれているのでないかと感じます
ですから一部が鮮やかに感じる
もちろんJCは彩を帯びたところにあると思います

永田町駅からJC会館にゆき、崇高な理念や議論を闘わせ、明るい豊かな社会を気付くことこそが、我々の使命である!

と気勢を上げるのですが、会館を一歩でますと、その救いのない世界の圧倒的な量に打ちのめされます

いくらやっても無駄だろう
しょせん自分たちのためじゃないか
いくらJCやっても格差は縮まらないし青少年問題はなくならない、
などとナーバスになってしまうのです

しかし救いはありました

ラーメン屋に1人ではいったときのことです
察するにまだ十代ではないでしょうか、若者が狭い店内で笑顔で元気に仕事に打ち込んでいました
その周りは表情のない者たちばかりです

その若者は少し浮いているようにも感じましたが、意に介さず、てきぱきと自分の仕事を明るくこなしています

その姿を見るにつれ、私は感動していました
こんな素敵な若者が失望するような社会ではあってはならない
希望や夢の持てない社会ではいけない、と強く思いました

長々と述べましたが、我々がことあるごとに発する「明るい豊かな社会」への道は本当に険しく、果てしないものだと思います

私も含めて、理事長や出向役員の皆さんは、持ち上げられることも多いと思います
しかし、それはJCの中だけでしかないことは明白です

そして豊かではあるかもしれませんが、明るい、とはいいがたい社会がそこにあります
そんな社会だからこそ我々の存在意義もあるのかもしれません

そして我々はJCに酔わずに自分たちができることを少しずつ、少しづつやるしかないと思います
それが、次世代に託すことができる社会作り、という果てしない目標に愚直に向かうことが我々のスタイルであると思います

着眼大局、着手小局

いまは次年度の組織や事業を立ち上げんとしているところです、大いに大局について議論をかわし、着地点を見定め、小局を一歩一歩共に歩んでいけるような私たちでありたいと思います

ドラスティックに社会が変革することはそうあることではありません
しかし、身の回りのことを少しつやっていくしかないのだ、と肌で感じたことをお話させていただいたつもりです

取り留めのない話になりましたが、ご挨拶とさせていただきます

点数:71点

指摘事項:
・時間オーバー
・東京での出来事から学んだこと・伝えたいことは一つだった、もう少し簡潔にできた
・最近無かったのでよかったと思っていたが、今日の挨拶で舌打ち1回あり。耳さわり
・笑いがあるのはいいが、自分が先に笑ってしまうのは押さえたほうがよい。ただ、そこが北村会長の良さであろうが・・・・

ありがとうございます次回も宜しく・・・
なかなか原稿どうりにはいきませんでした

修練修練(^^;)

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