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61年前の11時2分の話をするのは何のためだ?

それは忘れないためだろう
人間は忘れる生き物だから

つらいことも
悔しいことも
悲しいことも

小さな喜びをかみしめるための
理由にしてしまえる便利な生き物だ

許さない、ということは
とてもとても疲れることだと誰かが言った

なるほど許してしまうほうが簡単そうだ
気が楽になるし悩まなくて済む
忘れてしまうことと同じように

しかし

長崎には許せない人たちがいる

愛するものを蹂躙された怒りと悲しみを
許さない力に変えた原爆を見た人たちがいる

しかし

時は流れる
一人また一人と記憶となり名簿に記されていく

そうやって人間は殺しあったことさえも忘れるのか

ニューヨークでもレバノンでもイスラエルでも
古今東西世界中のそこかしこで殺し合いをやってる

そんな愚かな生き物なのだろうか
だから法律なんてものがあるのだろうか

許さない人々の想像を絶する体験にリアリティは無く
心の叫びにシンクロするのが精一杯だ

私はいつだったか

「武器を捨てよ!」「原発を止めよ!」などと叫ぶつもりは無い。
そこからは個人の判断で行えばいい。
私は、アクセルをひねることが出来る限り、
モーターサイクルに乗りつづけていたいと思う。
この平和な日常が、美しい自然が、永遠のものになればいい。
ただそう想う。

と書いたことがある
ピースラリーをはじめる7年前のことだ

しかし私は踏み込んでしまった

そんなスタイルに都合のよさと陶酔と
胡散臭さを感じるようになった

そして満足できなくなった

それに日常になりすぎている
「鶴ラリーはピースラリーの客寄せじゃないか」
なんて言葉も聞いた
ラリーのメッセージが伝わってないのは明らかだし
何故走っているのかを忘れさせてしまった

忘れないために毎年同じことをする
それでも忘れてしまいがちな愚かな私は
どうすればいいのだろう

リアルでない私に何ができるのか
願うだけの時間はもうもてあます

そろそろ人生折り返しだろう
あんまり時間もないようだ

そんなことを色々と考えながら祈りを捧げた
夏の日だった

枯れない涙

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