長崎ピースラリーの軌跡 ~その3~

パレードについては
“俺達は爆音をたてて走りまわるばっかりじゃない。それを分って欲しい”
というバイカーの地位向上の為のプロパガンダが目的…
というのもありはしたが、単純に地元の人達が歓迎してくれて
手を振ってくれればいいなあ…、等々の理由からだった
しかし、あるメンバーの言葉で、企画書の内容が決定付けられた

「ピースラリーは平和を考えるミーティングだ、
楽しめるイベントを入れると、趣旨が薄くなってしまうのではないか?
初回だし、基本を押さえることに集中しよう」

この言葉に全員がすんなり納得してしまった
そうだった、色々なことを考えるうちに夢が膨らみ
足元が見えなくなってしまっていたのかもしれない
いい仲間を持ったと思う

かくして、ミーティングの内容は
“全体ミーティングにおける語り部の講和”のみとなり
「長崎ピースラリーではライブ・アームレスリング等の
バイカーズイベントは行われません」
とまで注意書きが入るチラシまで作ってしまった

携帯電話の画面に見覚えの無い電話番号が表示されている

だれだろう?と思って電話を取ると
「北九州・シリウスMCの尾形です」と名乗られた
この時、新しい出会いが生まれ、新しいバイカーの繋がり
“鶴ラリー”が育つこととなる

「はじめまして、北九州・シリウスの尾形です…
ピースラリーというミーティングをやるんだってね?」

北九州は小倉にあるモーターサイクルクラブ
「シリウスMC」の代表者からの電話だった

シリウスMCといえば毎年ミーティングシーズンの一発目といわれる
「懺悔ミーティング」を主催していたクラブだ

このミーティングの趣旨は
「春、バイクシーズンを目の前に去年1年を振り返り
それを自分たちで出来るボランティアで懺悔し
新たな気持ちで今シーズンに望もう」
というもので、ミーティング中に会場周辺のゴミ拾いを行ったり
ミーティングの収益はチャリティーとして寄付をしているミーティングだ

懺悔ミーティングは惜しまれながら全7回の開催を無事終えた
尾形さんとの出会いにより、懺悔ミーティングには
クラブ総出でスタッフとして参加させてもらい
私たちの良いトレーニングになったと思っている
それがピースラリーの運営に資した事は言うまでもない

尾形さんから頂いた話の内容は
「今度バイブズに原稿を書くので長崎ピースラリーについて触れてもいいか?」
ということだった
「長崎は俺達の街、小倉の身代わりになったんだ
俺達に何かできることがあれば…」という嬉しい申し出も頂いた
(長崎に投下された原爆の当初の目標は小倉であったが
天候不良の為、長崎へ投下となった)

正直いって戸惑った。会った事も無ければどんな人かも分らない
しかし電話で話しただけであったが、
尾形さんの人柄が伝わってきたように思えた

宜しくお願いします!と答え、今年の懺悔ミーティングに行く約束をした

ほどなくバイブズが発売され、
掲載されたの尾形さんの記事の中にピースラリーのことが書いてあり
とても嬉しかった

また同誌「バイカーズフェイス」という企画に
私を押してくださったのも尾形さんである

小倉に遊びに行った私を手厚く迎えていただいたり
MC同士の交流会を行ったりして両MCの親交は深まっていった
たいていのミーティングでは隣同士にテントを張らせて頂いたりもしている

若干、年零層が上、ということもあり
「兄貴」という感じでお付き合いをさせて頂いている、というとおこがましい

正確には「頼りになりっぱなし」といったところであろうか

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ハーレーダビッドソンマガジン・バイブズ
民風のコーナーでひっそりと連載中

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