例会とは何でしょう。
私達が共通として持っている知識を踏まえてみることは重要と思いますので説明を。
例会の意義とはバイブルにはこう書いてあります。
青年会議所の活動で最も基本的で且つ重要な会合が例会です。
例会は、所属の全会員が一同に会し、「JC宣言」「綱領」に基づき遂行される活動の実施並びに報告の為の調整、反省と今後の検討を行うとともに、会員相互の友好を図る為の会合です。従って会員は例会に出席し、所属の青年会議所の活動について、総合的な報告を聞き、他の会員の意見を聞くとともに自らも意見を述べ積極的に参加しなければいけません。
との記述があります。これが例会です、というか例会のあるべき姿であり、ルールともいえます。
例会とは?と問われれば以上のようなことを簡潔に述べれば正解、でも、マニュアルどおりで、まああまり期待されてないツマンナイ話ともいるでしょう。
それに現実の例会とのギャップを感じる方もいるのではないでしょうか。
この例会のあるべき姿めざして理事長そして担当委員長は先頭に立って頑張られている訳ですね。
クッキー美味しかったです。
そこである話を一つ。
2005年の世界会議、理事長セミナーを予定者として受けたときの話です
ある国の女性理事長が講演をされていました、それを同時通訳で聴いたのですが、活動の停滞に悩んでいたそうです。
しかしある事をおこなわれました。
すると出席率は向上し、会員数が倍になり、活気が戻り、事業を展開し、地域に認められる団体となったそうです。それは何でしょうか?
半数以上の会員に退会勧告を出し、実際に退会させたそうです。
そしてまさに同じ志をもつものの純度を高め、そのロムは劇的に蘇った。
腐ったみかんを入れておくと回りも腐るそうです、ですから早めに取り除く、ということでしょう。
さてこれを行えるリーダーはいるでしょうか。
会社だとやりますね、生活かかってますから。
私は理事長やる前は、来なきゃ止めればいいのに、と思ったこともありました。
しかし理事長をさせていただいた昨年は行いませんでした。
それは優しさでしょうか?それとも甘さでしょうか?
先ほどお話した例には、一極統制されたような、排他主義的な感がありませんか?
とても強靭な組織をつくれるのかもしれません。
例会の出席率はすこぶる良く、活気があり、同じ志を持つ同士が連帯し、懇親を深めることができるのかもしれません。
JCがことあるごとに謳いあげる、あるべき姿でしょう。
腐ったみかんを切って捨ててから純度を上げていく、ということは、即効性の高いやり方だろうと思います。ですからビジネスの場では求められるやり方なのでしょう。実際に行われているLOMもあるだろうな、と思います。
しかし、強靭な組織に、しなやかさが無ければ自身の硬さによって
ひびが入ったり、砕けることもあるでしょう。
別の方法もあるはずです。
単純なことで、そこに人が集まるようにすれば良いわけです。
我々が集う価値を創って行くことです。
長崎ブロックのリーダーたる藤岡会長はリアルな価値を見出そう、
とも言われています。
企画の為の企画、事業の為の事業ではない、もっとわくわくできるもの。
よりダイレクトで解り易いもの、と言われています。
人はどんな物に集まるのでしょうか?
活気があり、驚きがあり、新しい発見があり、学びがあり、楽しさがある・・
そういった価値があるものに集まるのだと思います。
例会に人が集う価値、その価値を我々が創り出せば、会員はもとより、
新しい仲間があつまってくるのではないのでしょうか?
私達はみかんではなく、寝たりもすれば
起き上がったりすることができるのでしょうから。
藤岡会長の言葉を拝借すれば例会は情報のクロスポイントであるべきなのかな、と思います
それは決して壇上からの話を聞くだけの一方通行ではなく、会員の意思や情報が相互通行できるクロスポイントであるということです。
まずは質疑応答を充実させてみるのも一手かもしれませんね。
対話の中には発見があり、驚きがあり、相互理解があります。
そしてただのオーディエンスではなく、例会をクリエイトしている一員なのだと感じることができると思います。
そういったものが例会の価値を上げていくのです。
まとめて言えば、例会のあるべき姿を目指す為には、我々自身がそこに集う価値を作り出さなければならない、そして相互理解を深めることにその価値を作り出す鍵があるのではないか、というお話でした。