「つくる会」の請願は賛成多数で可決。

「新しい市民会館をつくる会」から提出された請願書は、所管委員会にて継続審査となりましたが、本会議にて継続審査が否決。

再度委員会にて審議され、委員長職権にて可決。

本会議でも賛成多数で可決されました。

 

以下は私の賛成討論の原稿。

一部不適切な発言があった、という指摘がありました。

誤解を招くのは不本意ですから撤回しています(線の部分)。

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請願に賛成の立場で討論をいたします。

また継続審査に反対をしましたのでその理由も併せて申し上げます。

 

最たる理由は私たち市議会議員は、市民の声を行政に届け政治を動かす「市民の代弁者」であるからです。

 

所管委員会にて継続審査の主たる理由は、財源の問題とされました。

しかし、その財源を何とかするのが「政治の仕事」ではありませんか。

 

私たち議員は、市民からの要望・要請に答え、日々様々な要望や政策提言を行っています。

財源の問題は、全てに付きまとう問題です。

市民会館建設には大きな財源が必要になります。

しかし、12月議会までこの請願を棚上げし、議論したところで、市の財政が急に好転し、財源が急に生まれるということは考えられない。

 

私たち議員は「財源がありません」という理事者の説明を、市民に代弁するのが仕事ではありません。

 

財源がない、と言われれば、

「新たな財源を探せ」「他の可能性を探れ」

「市民会館の建設を盛り込んだ財政計画に着手せよ」

というのが議員の役割であり、理事者を動かす。

時には理事者と一緒に知恵を絞り、汗かいて、政治を動かすのが議員の仕事であります。

 

委員会審査においては、見通しが立たない中で判断するのは無責任という声もあったと聞いております。

しかし、そもそも財政の見通しが立ってから審査するのであれば、議会は不要という誹りを免れないと考えます。

 

また、全国の文化ホール建設について言えば、国や県、公益財団の補助を活用したり、

PFI方式や企業の名を冠したホール。著名な音楽家や芸能人の力を借りたもの。

様々な手法が前例が数多くあります。

 

 

そして、議員には執行権がありません。この請願を実現する責任については市長および理事者が負うのです。

市長のマニフェストには「新しい市民会館の建設計画を進める」と明記されております。

市議会が、市長のマニフェスト=市民との約束を守らなくていい、進めなくていい、ということなどはありえない。

議会の存在意義に係わります。

 

「市長はマニフェストを実行せよ」というのが議会の役割だと考えます。

 

請願内容は

「今すぐ建設せよ」「いついつまでにどこそこに作れ」

というものではなく、

「可能な限り、早期に計画に着手してほしい」

という市民の切実な声なのです。

それが17,657筆の署名となったのです。

 

繰り返しになりますが、議員の仕事は理事者の説明を代弁するのではなく、市民の声を代弁し、政治を動かすことこそ、我々市議会議員が市民から付託された仕事であります。

 

よって継続審査に反対、請願を可決すべきものとし、討論を終わります。

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来週にでも動画にしてお届けします。

ご賛同いただきました皆さんに感謝。

 

 

 

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