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敗北を抱きしめて 増補版 第二次大戦後の日本人 上・下

John W. Dower (原著), 三浦 陽一 (翻訳), 高杉 忠明 (翻訳)

「歴史家の手に委ねたい」そんな言い回しを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

戦後70周年の総括を求める声が喧しい昨今、読書家の皆さんには今更感全開なのでしょうが、名著と言われる本書(上下で800ページ超)を読了しました。

心情保守・政策リベラルを自称していますが、近現代史、戦後史については一定の思想家(いわゆる保守)のよるところに偏っていたのは否めず。

歴史家による戦後の日本人の姿には今更ながら驚きが多かった。

敗戦の虚脱、左翼の台頭、マッカーサーの神格化から否定、天皇制、与えられた憲法、検閲の変遷等、知的好奇心を刺激されまくりです。

右や左とカテゴライズするのではなく、歴史的事実を紡ぎ合わせ「苦難の中から立ち上がる民衆の声を静かに聞き取った」た本書は国家を語るならば必読。

「日本人を抱きしめた」名作です。